転生したら鬼人だった件【転スラ】

第2話 ページ5

え…なにこれ……超チートでは！？
ツッコミどころ多すぎるんだけど…まず助言者が凄い…分析創造って、情報さえあればなんでも作れちゃうってことでしょ？
《場合によっては素材が必要なことがあります。不足している場合、魔素で代用しますが、消費が激しい場合は創造を断念します。》

なるほど…無理にその魔素？ってやつを削ってまでは作らない、ってことか。というか魔素って？エネルギー的なやつ？
《その認識で構いません。》

へぇ…じゃあ全知全能ってやつは？助言者さんなんでも知ってるってこと？
《いえ、マスターが触れた情報に対して、マスターの知りえる事柄に対してのみ情報開示が可能です。》
あれか、分析創造の延長線のインターネット検索みたいな事か。

守護者は大体わかるかな…結界とかはゲームとかでおなじみだし、援護射撃はバフがけってことだろ。

亜空間制御がよくわかんないな。亜空間？四次元ポ〇ットみたいな？
《マスターの記憶を辿り検索…四次元ポ〇ット、確認しました。
その認識で間違いありません。上限なく、あらゆるものを収容、隔離することが出来ます。
告。亜空間制御と『助言者』の分析創造をリンクさせますか？YES／NO》
ん？リンクさせたら何かいい事あるのか？
《リンクさせることで亜空間へと収容されたものを分析し情報を得ることができるようになります。》
なるほど、そりゃ便利だ。じゃあYESで。
《確認しました…成功しました。》

じゃあ次…言霊は？これなんでもあり？というか自分に返ってくるって…めっちゃ危ないな…これ…
《はい、スキルを使用する内容に制限はありませんが、相手をが格上である、もしくは言葉の内容が実現困難であるなどの場合は失敗となり、言葉の内容が自分に返ってきます。》
極論、つまり…格上の相手に｢死ね｣って言った時失敗すれば自分に返ってきて自分が死ぬ…？こわ！使えねぇよ！

まぁいいや…これで大体自分の出来ることは分かった…
今1番やるべきことは…私が突然泣き止んだことで混乱してる周りの大人たちを何とかすることなんだろうけど…どうしたらいいの！？これ！
え、赤ちゃんの仕事は泣くことって言うけど…泣くの！？この名前も知らない人たちの真ん前で！？
いや、、でも一応父と母か…母さん…謝れなかったな…

やるべき事は分かった。今世では…今回は絶対に母さんは悲しませない。ちゃんと感謝を伝えよう。

そう思った私の口から出たのは自分のものとは思いたくない泣き声だけだった…

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