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第31話 ページ35

「報告がございます。リムル様、A様。」


ああ、やっぱりソウエイも様呼びなのか…。


「なんだ?」

「リザードマンの一行を目撃しました。」

「リザードマン?オークじゃなくて?」

「はい。湿地帯を拠点とする彼らが、こんな所まで出向くのは以上ですので取り急ぎ、ご報告をと。」

「ふーん…。」

「何やら近くのゴブリン村で、交渉に及んでいるようでした。
ここにも、いずれ来るかもしれません。」

「そうか、リザードマンが…。」

「ま、分からない未来を考えても仕方ないな。ソウエイ、報告ありがとう。」

「いえ、A様。それと…」

「?」

「A様より賜ったソウエイの名、心より気に入っております。ありがとうございます。」

「!それは良かった!気に入ってもらえて、私も嬉しいよ!」


ソウエイは一礼すると、偵察に戻ったようだ。


私はその後ドワーフのカイジンの工房(クロベエはここに入り浸ってるようだ)や、シュナとゴブイチという料理人がいる厨房、食堂、私が寝かされていた客人用の建物らしきところなど、村を見て回った。(この間悪魔はずっと着いてきた。)


驚いたことに、この村の魔物は全員名持ちらしい。なんでもリムルが全員につけたのだとか。その度にスリープモードになってたらしいが…まったく無茶をするやつだな。


「そろそろ帰るか…と言っても、ずっとあの客人用の部屋に寝泊まりするのもな…。」


私がそう悩んでいると、


「A様!」


こちらに走ってくる人影…あれは確か…


《告。ゴブリン・キングのリグルドです。》


そう、それだ。リグルド。


「A様のお住まいがご用意出来ましたので、ご案内致します。」


ん?私の住まい?


「え、私は何も頼んで無いはずだが…」

「リムル様の命で造っていたのです。もしやご迷惑でしたか…?」

「いや、まさか!驚いただけだよ…!」


私がこの村に住むって、昨日決まったことだよな!?
私のそんな疑問に気づいたのか、リグルドが


「ベニマル殿たちに話を聞いた時から材料を用意し、A様がそちらの悪魔さまに連れられ、この村に着いた時から建て始めていたのです。」

「それ、私がここに住まないって言ったらどうするつもりだったんだ…。」









【ごめんなさい、文字数!】

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ミィ - 16話なんですが、戦いを先に仕掛けた(?)のは、オーガの方だと思います。アニメを見れば、若(紅丸)が『はやとちりをしてしまった。』『許してくれ(セリフ全く違うけど意訳的な)』って言ってたから仕掛けたのはオーガだと思います。私もアニメを見て (11月15日 16時) (レス) @page19 id: cc284cb664 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - めっちゃ続いてるんだ…すごい。まだ途中だけど恋愛要素あるんですか? (11月9日 13時) (レス) @page8 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - 38話の上から4行めが、リザードマンではなくリザードンになっています。おもしろーー!!ー!ー (11月8日 21時) (レス) @page42 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 守護者は(マモルモノ)ですか? (2022年7月8日 18時) (レス) @page4 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 助言者は(タスケルモノ)ですか? わからないんです、教えてください! (2022年7月8日 18時) (レス) @page2 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年8月30日 22時

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