第10話 ページ13
「さて、長く引き止めて悪かったな。
…それと、ありがとう。」
「とんでもありません、長。」
「いやはや、呼び出された時には焦りましたぞ。娘を嫁に、とでもお話をされるのかと。」
「父さん!」
「いや、考えたことがない訳では無いが…」
「長まで!」
「はっはっはっ、息子に強い嫁を、と願うのは親の性だよ。」
「私はあくまでも友として若と接しています。嫁になれとおっしゃっても、丁重にお断りさせていただきますよ。」
「おや、息子では不満か?」
「いえ、そういう訳では…って何言わせるんですか!」
若がどうとかいうより、前世の記憶があるだけに(体だけだが)15くらいで結婚ってのには少し…いや大分抵抗がある。
「まぁ、老人の戯れ言だ。気にせんでくれ。はっはっは!」
「長ったら…!」
その後少し雑談を交わし、長の屋敷を後にした。
「お!A!親父と何話してたんだー?」
若がすでに帰ってきていたらしく、声をかけてきた。
「これからも特訓でしごいてくれってさ。」
仲良くしよう、などと言うのは少し恥ずかしく、そう誤魔化した。
「な、、最近爺とAの特訓、どっちがキツいか分かんねぇくらいなのに…」
「ふふっ、でもしっかりついてきてるじゃないか。」
「そりゃあ強くないたいからな!そうすりゃ里のみんなもAも守れるし!」
そう言って若があまりにも眩しくて。
私は、ありがとう、と返し微笑んだ。
【おはこんばんにちは!作者です!お知らせが2つ。
1つ目、文章があまりにも読みにくくかったので、少し書き方を変えました。これからはこの形で行こうと思います!
2つ目、Web版に沿って進めていく、と書いていましたが、こちらの都合でアニメに沿って進めてくことにします。勝手ですみません…!
続けられるだけ頑張ります。これからも、よろしくお願いします!】
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ミィ - 16話なんですが、戦いを先に仕掛けた(?)のは、オーガの方だと思います。アニメを見れば、若(紅丸)が『はやとちりをしてしまった。』『許してくれ(セリフ全く違うけど意訳的な)』って言ってたから仕掛けたのはオーガだと思います。私もアニメを見て (11月15日 16時) (レス) @page19 id: cc284cb664 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - めっちゃ続いてるんだ…すごい。まだ途中だけど恋愛要素あるんですか? (11月9日 13時) (レス) @page8 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - 38話の上から4行めが、リザードマンではなくリザードンになっています。おもしろーー!!ー!ー (11月8日 21時) (レス) @page42 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 守護者は(マモルモノ)ですか? (2022年7月8日 18時) (レス) @page4 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
ウニャ - 助言者は(タスケルモノ)ですか? わからないんです、教えてください! (2022年7月8日 18時) (レス) @page2 id: cef953226b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年8月30日 22時