文豪と貴方の物語 紅葉

〃 ページ34

『そんな事云う貴方は…嫌いです』
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芥川
「勝手にしろ……………。」
ツンデレの彼は意地を張ってしまいました。夢主は『はぁ〜…悪かったね。』と云いながら部屋を出ていこうとします。すると彼にグイッと手を引かれて，気付けば彼の腕の中です。
「悪いのは僕(やつがれ)です。
Aが謝罪など…するな」
このままだと本当に嫌われると思った彼。この日を堺にツンデレが落ち着く彼。


中原
「ｯ!?嘘でも云うな!!」
夢主を押し倒す彼。夢主両手で顔を隠すと『中也だって…私に「嫌い」とか云うのに…』と泣きそうな声で云います。
「…ゎ，悪かｯた。泣くなよ…」
押し倒してしまった夢主を優しく起こすと抱き締める彼。幹部が混乱するなんて滅多にないです。
「好きだ，好きだ…手前が一番大切だ」
後日。夢主が困惑して照れるほどデレる彼が居ました。


ドストエフスキー
「ッ!?……そうですか」
驚いて目を見開いた彼。夢主はフッと視線をあからさまに逸らします。夢主と隣りに座ると「Aさん?」と狼狽えた声で夢主の名を呼ぶ彼。
『少しはデレが合っても良いんじゃないかな〜。
最近の君はツンツンし過ぎた!!』
と夢主が拗ねていると彼に押し倒されてしまいます
「今まで御免なさいAさん…。
でも貴女に甘えてしまうと僕は…抑えが効かなくなるんです」
彼が妙に冷たかったのは其れが理由です。


ゴーゴリ
「嫌い!?今…えっ…嫌いって云った!?」
顔色が悪くなり混乱して大騒ぎする彼。泣きそうな夢主を見てもっと焦ります。
「ゴメン…君の事が好きで堪らなくて…。つい，」
側でやり取りを見ていた天人五衰の仲間達に，「好きな子イジメめて構ってもらいたい子供(笑)」と云われた彼。
『ニコさんのツンデレー!!』
「わぁーアァァァ////!」

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