チカクの正しい食し方。（in×hk）-ar side- 高校二年生・夏 ページ2
××
ちょっとおバカなお話。
-ar-
「あっちぃ〜。」
プールサイドで一人。
肌を小麦色にすべく、
今、俺は熱々のコンクリートの上に寝そべって、灼熱の太陽と戦っている。
「いや…だいちゃん…それ、危険だから。」
静かに水に浮かびながら呆れ気味で俺に忠告する薮ちゃんと、
バシャバシャと俺とは反対側のプールで一生懸命泳ぐ高木と、
全く色気のない三人で、今日は学校のプールを占領していた。
夏休み、入って一日目。
ひと夏のアバンチュールをするべく、
俺は肌を黒くしようと決意しここにきたわけだけれど…。
「いのちゃんたち、帰ってこないね〜。」
かっこいい俺を見せたかった相手は、
プールに入る間際にやっぱり暑いって言って奥(更衣室)に引っ込んだまま。
「あいつ、焼けると真っ赤になって、すぐ熱中症になるからなぁ…。」
顔だけ出した状態で、プカプカと器用に泳ぐ薮ちゃんは
「しゃーない」っとでもいいたげにそう言った。
「しかし、光も帰ってこねーな…。」
一人じゃ寂しいからと、無理矢理いのちゃんに連行された光くん。
そういや、かれこれ一時間ぐらい帰ってきてない。
ー キーン コーン カーン コーン。
俺らの寂しさとお腹の空き具合を
見計らったかのようにお昼の予鈴がタイミングよく鳴った。
「時間も時間だし、そろそろお昼にでもするか？？学食いこ！！」
フニャリと笑う薮くんに
俺は大きく頷いた。
何食べようかな。
やっぱラーメンか。
いや夏だからカレーかな？
今だったらなんだって食べれそう。
夏はテンションが上がる。
楽しみもいっぱい。
ここ数週間。
俺ら五人は少しだけ、関係がギクシャクしていた。
薮ちゃんに彼女ができたり、いのちゃんに仲良しの女の子ができたり。
近くにいすぎたせいか、その変化についていけなくて。
それが、寂しくて、悲しくて。
でも、夏休みを前にして、やっと前みたいに戻れた気がして居た。
冷戦状態だったひかるくんと薮くんも、仲直りしたいみたいだし。
また五人で遊びに出かけられる。
青い空も、空腹も。
プールも、夏休みも。
何もかも。
今、全部、俺の味方みたいに思えた。
「高木、腹減ったぁ〜！！一旦上がろう。」
奥で泳いでいた高木を呼び戻して、
いのちゃんと光くんがいるであろう更衣室へと急いだ。
××
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みるみるみるきー(プロフ) - なんか、いい関係だわねー。男同士…うんうん。いやしの笑顔のタカキもよいです。 (2019年8月19日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ゆみさん» いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m先ほど、メッセージの方に送付させていただきました。届いていない場合はお手数ですがこちらでお知らせいただければと思います☆よろしくお願いいたします＊ (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - すみません(>_<)パスワードではなく、パスヒントを教えて下さいですね！また、ひびた。さんのプロフィール欄に気付かず『ボード』にもメッセージを残してしまいました。すみません(>_<)よろしくお願いいたします。 (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ×-dame完結おめでとうございます。楽しく読ませていただきました！過去作品『たんぺん歌集』が大好きで再読したいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか？Twitterをしていないのでよろしくお願いいたします。楽しく (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございますm(_ _)mメッセージにて、パスヒント送付いたしました☆前に送付したものと同じです(^ ^)メッセージが万が一見れない場合は、ご連絡ください☆ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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