ボクラノ Love Story (ページ34)

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歩くのもふらふらで体を支えてる俺の手があっつい。ソファーへ横になってもらってついでに体温も測る。電子音がなって確認すると39℃でこれ以上熱が上がったら病院行かなあかんなぁ・・・と思いながらシーツ交換とクローゼットから新しい毛布を取り出す。そういえばそろそろお粥が完成する頃かなと思いキッチンに向かうとちょうど出来上がった頃やった。

緑「しげー？お粥食べられそう？」

赤「んー・・・お腹空いてへん・・・」

緑「さっき吐いちゃったもんな・・・でも薬飲まなあかんから少しお粥食べよや？」

赤「・・・じゃあ神ちゃん食べさせてや・・・そしたら食べる・・・」

緑「・・・え？」

赤「神ちゃんが食べさせてくれへんなら食べへん！」

緑「分かった分かった！食べさせたるから！！」

熱が上がりすぎて甘えたさんになってしまったのか「神ちゃんに食べさせてくれないと嫌だ！」と駄々をこねるしげ。仕方なくスプーンにお粥を乗せてふーふーして冷ましてからしげに食べさせる。

緑「・・・どう？美味しい？」

赤「んー！美味しい！」

緑「なら良かった。まだ食べれる？」

赤「まだまだ食べれる！」

結局半分まで食べてくれたしげ。

赤「はぁー食べた食べた」

緑「ほい、じゃあ薬飲んでベッドで休んでな？」

赤「はぁーい。おやすみ」

緑「おやすみなさい。」

しげを寝室まで送っておやすみを言い合ってしげはすうすうと眠ってしまった。またしげが夜中に具合悪くなるといけないからといつもより早くお風呂に入ってスキンケアをして時々大毅の様子を見て。そろそろ寝ようかなとソファーにタオルケットを用意して、寝室のドアを全開にして何時でもしげの元に行けるようにして限界までゲームをしていた。いつの間にか寝落ちをしてしまってスマホで時刻を確認すると深夜2時になっていた。寝室を確認すると膨らみが無くトイレかな？と思ったがそれと同時に嫌な予感がしてトイレに走った。

緑「しげ？！大丈夫？！」

赤「かみちゃ・・・うっ・・・また来た・・・もう・・・」

トイレのドアは空いてて吐き気に耐えてたり、負けてたり。俺はしげの熱い背中をさすって「辛いよな」「しんどいよな」って声を掛けることしか出来なかった。やっと吐き終わったのか、吐くものが無くなったのか体が後ろに倒れそうになったのをキャッチすると

赤「口の中苦い・・・」

緑「頑張ったなぁ・・・うがいしよな・・・？」