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緑side
すぐ終わるはずだった買い物も色々見ていたらすっかり遅くなってしまった。しげはまだ寝とるかな、もう起きちゃったかなと思いながらしげの家の玄関を開ける。
緑「ただいま・・・ってしげ?!なんでここに居るん?!ちょっ?!しげ?俺の声分かる?」
赤「・・・神ちゃんや・・・これは夢かもしれへん・・・」
緑「あほ、夢やないわ。もう、なんでこんな所で横になってるん・・・」
グチグチ言いながらしげを背中に乗せてベッドへ運ぶ。ベッドまで運ぶと重りにしていたクマの置物がそのままにしてあった。しげをベッドに寝かせるとほっぺには涙が。
緑(あっ、しげもしかして置き手紙に気付かなかったんか。それで俺が帰ったと思って寂しくて泣いちゃったんかな。可愛い。)
体温を測ると39.6℃とまた少し上がってきた。このまましんどいのは可哀想だと思った俺はマネージャーさんに連絡し、いつもお世話になっている病院の先生に往診出来ないか聞いてほしいとお願いをして来てくれることになった。
赤「神ちゃん・・・ごめん・・・」
緑「なんでしげが謝るんよ。今先生来てくれるからな。しんどいの治して貰い?」
赤「・・・点滴やるんかなぁ」
緑「もしやるんやったら?」
赤「俺、注射苦手やねん・・・もしやるんやったら手繋いでな?」
緑「もちろん、ええで」
先生が来て出来れば点滴はしたくないと話すと水分が自分で飲めるのであれば点滴はしないことになった。でもこんな高熱では水分は受け付けてくれなくて戻してしまった。
赤「もうしんどいの嫌や・・・」
緑「点滴して貰って早く楽になろうや。大丈夫、俺が手繋いだるから。」
しげは頷いて俺の手をぎゅっと握って点滴に耐えていた。腕がええ先生やから痛みも感じる事なく点滴の針を刺していた。
先「2時間くらいで終わると思います。別の所にも行ってくるのでまた抜針しに伺います。点滴して食べられそうだったらご飯食べたり、飲み物飲んだりして大丈夫です。」
赤「ありがとうございました・・・」
緑「ありがとうございました。またお願いします。しげ、先生を玄関まで送ってくるな。」
赤「待って、俺も・・・」
先「僕はここで大丈夫だから、神山くんは重岡くんの傍に居てあげて。じゃあまた伺います。」
先生のお言葉に甘えて部屋で先生を見送った。
緑「眠かったら寝てええからな?」
赤「おん・・・ほな、寝ようかな・・・」
緑「うん、おやすみ。」
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Fujitanatsuki14(プロフ) - 照史くんが熱あるのを隠してたけど淳太くんたちにいつもより甘えてみんながおかしいって熱バレて看病される (2021年5月10日 19時) (レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏生 | 作成日時:2021年5月9日 15時