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すばるsaid
俺と亮が着いた時にも
まだ大倉の検査は終わってなかった。
でも…あかんやろなって言うヒナの顔が
ものすごく悲しそうやった。
しばらくして検査は終わったけど
大倉はまだ麻酔で起きない。
もう夕飯の時間になったから
年上と年下に別れて時間変えて飯食うことにした。
まずは年下の3人が飯食い行くことになったから
俺らは大倉が目を覚ますのを待つ。

す「なぁヒナ…もうええよ。」

信「えっ?どうしてん急に…」

裕「バレバレやで。隠すならちゃんと隠せや。」

信「だから何やねんて。」

す「…ヒナもう泣いてええよ。」

信「えっ?」

裕「俺らの前だけなら大丈夫やろ?」

す「溜め込みすぎてお前まで倒れたら
こっちが迷惑すんねん。番組にも迷惑かかるやろ?」

裕「せやで。関係ない人に迷惑かけたらあかん。」

信「ごめん…」

す「ほれ…泣け泣け」

信「グズッどうなってまうんかな?グズッ
俺ら…大丈夫なん?大倉ばっか苦しい思いしてグズッ
俺グズッ変わってやりたい。
大倉が大変な時にグズッ俺よう笑われへん。
テレビもグズッ集中出来ひんし
マツコにもグズッ心配されるし…
もうグズッ分かれへんわ…」

裕「せやな…ありがとうな。言ってくれて。
俺も一緒やで。番組やっててもどうしても
大倉のこと考えて笑えない時やってあったし。
けどな…俺らのことを見て
元気になってくれる人がおんねん。
俺らが笑ってなかったら
心配してくれる人がおんねん。
eighterには大倉のことでたくさん心配かけてるから
その分俺らが笑顔にしてやろうや。な?」

信「グズッうん」

す「ヒナには…人を元気にする力があんねん。
みんなが持ってる訳やないで?
それを持ってるヒナのするべきことは
まず他の人を元気にする前に
自分が笑顔になれるように
色んな思いをぶつけて吐き出すことちゃうか?
俺らにどんだけそれを言うても怒らへんよ。
ずっと3人一緒におったんやから。な?」

信「そしたら…2人は?」

裕「えっ?」

信「2人は大丈夫なんか?吐き出したいことないん?」

す「俺らはいつもヒナに聞いてもらってるからな。」

信「俺に?」

裕「せや。なんやかんや言うてるうちに
元気になんねん。ヒナの笑い声聞いてたら
なんか元気になれんねん。
やからヒナが元気でいてくれな俺らも困んねん。」

す「はよ泣き止まんと帰ってきてまうで?」

俺はまだこの時ドアの外から
3人に俺らの様子を見られてたこと知らなかった。

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作者名:黄色担 | 作成日時:2020年4月19日 22時

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