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すばるsaid


ヨコと一緒に病室に戻ると、
ベッドで寝ている亮と、
ベッドの端の方に頭を埋めて寝ているヒナ。
寝顔かわええなぁ。何回も見た事あるけど
でも面会時間ももう終わってもうてるし、
起こさないとあかんやろ?

す「ヒナ、ヒナ!起きろ!ヒナ!」

亮も寝ているからあまり大きな声は出せない。
ヒナを必死に揺さぶっても
心配になるくらい全然起きない。

裕「こいつ仕事ばっかしてるから、
やっぱ疲れてもうてるんやな。
置いてくか?」

おっブラック横ちょや!
でも確かに起きないのは事実やから、
LINEだけ打って今日は帰ることにした。

朝起きるとヒナから返信が来てた。

ヒナ「えぇー!起きるまで起こしてくれや!
10時な。待っとるから絶対遅れんといてや。
今日は大倉んとこも行こな。」

起きるまで起こしたら
一体どんくらいかかってたんやろか…
とりあえずこれで遅れたら
何があるかわかれへんから、
少し早めに行くことにした。

病院に着くとヒナが待っててくれていた。

す「すまん。遅れたか?」

信「や、まだギリギリ大丈夫や。」

す「意地悪いなぁ。まだあと15分もあるやんか。」

信「ハハッじゃ、行こか。」

あっという間に大倉の病室に着いた。

信「たつ!来たで!」

忠「あっ、信ちゃん!ありがとうな。

なぁ、もう1人おるやろ?」

信「お前ほんま凄いな。」

忠「なぁ、すばるくん来てくれてありがとう。」

えっ?俺まだ一言も喋っとらんのに
なんで大倉は俺やって分かるん?

信「すばる、こいつ凄いんやで。

足音とかで誰が来たんか分かるんやって。」

す「ほんまか。すごいなぁ」

大倉にただ会いに来ただけちゃう。
ヒナがいる理由も。

信「大倉、聞いて欲しいんやけど」

真面目なトーンで話し始めたヒナ。

忠「ん?」

信「体調が回復したから、

抗がん剤治療始めるんやって。大丈夫か?」

忠「そっか。本格的に大変になるね。

迷惑かけまうかもやけど、よろしく。

大丈夫だよ。頑張るから。」

大倉も、強なったなぁ。

忠「すばるくんも来れる時はよろしくね。」

す「おぉ。毎日来るわ。何があっても」

これは本心。大倉が少しでも喜ぶんやったら、
毎日、なんなら24時間病院にいたる。
それは無理か…
俺が知らんところで、ヨコもヒナも亮も大倉も
一生懸命頑張ってるんやな。俺も負けてられへん。

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作者名:黄色担 | 作成日時:2019年10月17日 23時

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