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「よし、今日明日にその三組ぶっ潰す」
「はい…………はい!?」
思わず返事したがぬらりひょんがとんでもないことを言ったということに気づく
「確か今日はたまたま幹部達もおったはずじゃ
今すぐ呼び集めて広間に来いと伝えろ」
「は、ちょ、総大将!?
今日明日で全て潰すのはいささか厳しいのでは!?」
「やるっつったらやるしかねぇんだよ。
ワシはもう我慢ならん……!」
「なんのですか……!?」
「ワシは…一体いつになったら
Aと夫婦になれるんじゃあ━━━━━!!!」
「はいぃぃいいい!!?」
今にも地団駄でも踏みそうなぬらりひょんにAは脇でそれを見てため息をつき、鴉天狗に至ってはなんでそんな話になった!?と言いたげに驚いていた
「そ、総大将!もう少ししたら落ち着きますから多分!
そうなったらあげましょう!?
A様もそれをご了承してくださったではないですか!ですから」
「うるせぇ!ワシだけでなくAも夫婦になりたいと強くそう思っとるんならワシャア全力でそいつらぶっ潰して今月に祝言をあげる!
準備は既に整ってると雪女からは聞いとるからのう…
なら邪魔者潰すまでよ……!!」
……私はどうやら余計な事言ってしまったようだ
非常に申し訳ない
すまん、鴉天狗
「A様ぁぁぁあああ!!!
総大将を止めてくだされ!!!」
「…………いや、ああなったらもうダメだと私は思うが」
「そ、そう言わずに……!!!」
「でええい!何しとるカラス!
Aに話しかける暇があったらさっさと幹部呼んでこんかい!!
その羽根毟られてぇのか!!?」
「承知しましたぁぁぁあああ!!!」
ビュンッと光の速さで飛び去った鴉天狗に私は心の中で手を合わせた
変に仕事を増やして、すまなんだ鴉天狗
今度うんと労わってやろう
(総大将、急に総会とはどうされたのです?)
(てめーら今日明日で喧嘩売って来た三組ぶっ潰すぞ)
(は?)
(狒々、ひとつ猿の組がある。それはてめーに任せるから好きにしろ)
(キャハハ!わしは別行動かい)
(時間がねぇからな。くくく、ワシに喧嘩売った東の二つはワシが直々に木っ端微塵にぶっ潰してやる)
(…………鴉天狗、総大将は一体どうしたのだ)
(祝言を待つのがもう限界なんだそうだ、牛鬼)
(あぁ……そういうことか)
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Yoduki(プロフ) - 面白いです!続きが楽しみです (2019年9月13日 23時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
Yoduki(プロフ) - 最高です!続きが楽しみです! (2019年9月9日 12時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 0429chuyaさん» コメントありがとうございます!頑張りますので、引き続き愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月25日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - Yodukiさん» コメントありがとうございます!これからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月25日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
0429chuya(プロフ) - とても面白くて大好きです!!もうすっごく最高です!!!!いつも続き楽しみにしてます!!!!!! (2019年8月22日 18時) (レス) id: d35d3612e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2019年7月29日 20時