悪夢の ページ4
「ワンチ！！」
と、叫ばれ明らかに取れないような場所にボールは飛ぶ。
その瞬間、会場の全ての人が昨年の優勝校に負ける、音駒女子バレー部の姿を描いたはずだ。
こんだけラリーが続いたんだからマシな方でしょ、なんて思ったはずだ。
でも、私は
24-17
その文字が、24-18に変わるイメージを一瞬で作り上げた。
走って、走って、滑り込んで、ボールを上げる。
その瞬間、まるで男子の試合のような歓声が上がった。
まるでスタントマンのように転がり、地面に足がついた瞬間、勢いのままコートに戻ろうとした。
だけど。
私が上げたボールは、セッターも誰も受け取らないで、チャンスボールとして相手コートに返された。
セッターが取りやすいように上げようとしたボールは、エースによってチャンスボールで送られた。
その瞬間、何が起こった理解できない速さで、相手から目の前のコートにボールが落とされた。
そして、「調子に乗んなよ。」とチームメイトに突き放され、目が覚める。
とても最悪な目覚めだ。
私は布団から体を起こして、ベッドに座る。
そして、頭をぐしゃぐしゃとする。
最悪だ。本当に最悪だ。
座っているのすら辛くなってきて、またベッドに寝っ転がる。
だけど、寝っ転がるのも良くないなと思いまた起き上がった。
その時、何かを察したのかわからないが扉がノックされた。
「A」
と、私を呼ぶ声は研磨じゃなかった。
「クロ…？」
明らかに、クロだった。
私は早急に部屋の片付けをしようと立ち上がる。
だけど、立ち上がり一歩踏み出した途端、地面が柔らかくなったように感じた。
そして、身体中が痛くなった。
立っていられなくなって、咄嗟にベッドに倒れ込む。
息を吸うと、まるで肺に痣ができたような痛みが走る。
痛すぎて涙が溢れた。
溢れた涙を拭おうと、腕を伸ばす。
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あ - 内容がすごいわかりやすいです。続き待ってます (2020年5月7日 22時) (
レス) id: 2b1a6cecc8 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - kajjjenさん» 読んで頂き本当に感謝です…！！それに面白いなんて言って頂けて嬉しいです…！！応援、ありがとうございます、更新頑張ります！！ (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
hitoesasami(プロフ) - 清川さん» 全然わかりやすいっすよ…！！そしてな、なんと！！？？そんな…嬉しすぎます…！！頑張ります！！本当にありがとうございます！！嬉しすぎて…(´；ω；｀) (2020年4月6日 17時) (レス) id: 41b3c0e585 (このIDを非表示/違反報告)
kajjjen - コメント失礼します！初めてこの作品を読ませてもらいましたが本当に面白いです！応援してます(^^) (2020年4月6日 9時) (レス) id: 6e12a7e235 (このIDを非表示/違反報告)
清川 - hitoesasamiさん» 俺、文作るの下手だから、伝わってよかった^^ログイン出来てないからお気に登録できないけど、ログインしてたら絶対お気に登録してた。しかも俺の中で☆100くらいついてるw頑張れ (2020年4月1日 20時) (レス) id: bdf93be9d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hitoesasami | 作成日時：2020年3月26日 3時
