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「……………あれはわしがやられた後光って消えたんじゃ」



光って消えたということはAの治癒の力が発動したという意味だ



「確かありゃあお前ェの怪我が死に至るようなでかいものであった場合に発動するとアイツは言っとった。
ほう?おぬし死に至るようなでかい怪我を負わされたということか」

「………………………………………………」

「おい狒々。俺ァ聞いてねーぞそんなこと。
今でさえも安静にしてなきゃいけねぇってのに死に至るようなでかい怪我だと?」



それに白蛇ってなんの事ですか、総大将。と鴆はぬらりひょんに尋ねた



「ん?ああ。
ワシらの知り合いに勘が鋭いやつがおってのう。
そいつが嫌な予感がすると言って治癒能力を持つ蛇を狒々に与えてくれたんじゃ」

「…………それが治癒の力が発動したのにこの怪我
………相当なやられ具合だな」



だがその蛇の力があったからこそ、今ここで狒々が生きている
そう考えるとその蛇を与えてくれた人物に鴆はただ感謝するしかない



「だから許せんのじゃろうが!
油断していたとはいえこの狒々様が…!
わしに屈辱を味わせた事後悔させてやらにゃならん!」

「あいつにも言われとったんじゃろうが。
年老いたんだとのう。ワシらは。
油断していたなんぞ言い訳に過ぎんわい」

「だからといって放っておけというのか大将!!」

「頭に血が登りすぎじゃぞ、お前」



もっと冷静にならんかい、とため息を着くも完全にキレてる狒々は暴れる以外の選択肢が見つからないようで兎に角暴れ倒していた
まわりの妖怪たちも取り抑えようと奮闘するものの2mはある大柄の狒々(しかも怪力)を取り押さえるのは非常に困難であった



「おーい狒々、大丈夫かー?」



頭を抱えるぬらりひょんたちの部屋に来たのは鯉伴
その鯉伴は暴れる大妖怪とそれを取り抑えようと頑張る妖怪たちの現場を目の当たりにし目をぱちくりとさせた



「………すげぇことなってんな。いろいろと」

「狒々が暴れて仕方がないんじゃ」

「狒々プライド高ぇからな」



そのプライドの高い狒々を下僕にしているぬらりひょんはやはり凄いとしかいいようがないのだが…この現状はいただけない



「狒々の怪我の様子は?」

「鴆曰く安静にしなけりゃならんのは決定らしい。
しかもアイツの蛇も発動しちまってるようだからの。
死に至る怪我を一時的にでも負っていたのは疑いようのない事実じゃ」



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(プロフ) - printemps(プランタン)さん» そうなんです。一応最強設定ではありますので…^^; (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しろくまさん» ご期待に添えたようでよかったです(*^^*) (2020年5月21日 15時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - もう知ってるけど、夢主最強説 (2020年5月17日 10時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま - 更新ありがとうございます!わぁ(*´▽`*)リクにお応えして下さりありがとうございます!めちゃくちゃ面白かったです笑 鴆様流石ですし、狒々のなんとも言えない子供感がたまらなかったです!楽しみに待ってます!更新頑張ってください! (2020年5月16日 20時) (レス) id: 4a9ec96a98 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 木乃伊さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月16日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月21日 20時

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