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「…アイツは些か細すぎる」
「度が過ぎるお前とバランス取れててるのではないか？」
あからさまに納得していない表情
納得させるつもりもないため私はそのまま放置だ
とはいえ、リクオはまだ12なのに若頭としてこれからたくさん苦労していくのだろう
「…はぁ。ともかくリクオも大変だな。
全く…鯉伴め、息子にこんな苦労させるとは」
「大丈夫だよAちゃん」
「……」
私の小さな呟きを拾ったリクオは苦笑いしながらそう話した
「父さんはなにも意味がないことをするような人じゃないって、僕知ってるから。
二代目を退いたのは何か理由がちゃんとあるはずだよ」
「…………」
リクオ鯉伴のことを信頼信用し、父として愛しているのだとその発言から汲み取ることが出来た
だから無意識のうちに笑みを浮かべると
「そういうところ、きっとAちゃんに似たんだろうね」
「…何？」
「だってAちゃんは無駄なことしないし、君が行動する時は必ず理由があるもの。
だからそういう父さんのところはAちゃんに似たんだろうなぁって」
私は、思わずポカンとし、孫を見つめてしまった
そんなこと、初めて言われた
鯉伴がぬらりひょんに似ているということは自他共に認める事で、そればかり聞いてきた
私と鯉伴が似てるなんて
「私と、鯉伴が似てる…だと？」
「え？うん。…似てるよね？じいちゃん」
「ん？おお。そうじゃの。
あいつのそういう所や想い人への触れ方は特にAにそっくりじゃ」
「は？想い人への触れ方？？」
全く意味がわからず、首を傾げる
しかしぬらりひょんは笑って私の頬を撫でた
「そう、触れ方」
「………」
「お前さんは気づいてないじゃろうが、ワシに触れようとする時いつもお前さんは人差し指と中指で確認する」
「………え？」
「まずその指で少し触れて、触れてもいいことを確認してからしっかり手で触れる。必ずその2本の指がまず初めに来るぞ？」
Aにならどこをどう触られようとワシは構わんのじゃがな！と笑っているが、私は自分のことだというのに全くそんなこと知らずにいた
え、嘘。と記憶をたどってみても、全く分からない
つまり、それは完全に無意識ということで
「っ」
「鯉伴もなんだかんだそういう所が似てるんじゃ。
不躾に触りまくってるかと思えば相手が不快じゃねぇかをまず確認してる。ワシにばっか似たもんかと思ったがのう、ちゃんとあんたにも似とる」
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江(プロフ) - 紅葉さん» こちらこそありがとうございます！待ち望んでいただいてるようで嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年11月12日 18時) (
レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - MAREさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！早く遠野編や京都編なども読んでみたいです。これからも更新頑張ってください！ (2020年11月6日 20時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 更新まってましたー！更新ありがとうございます(o^-^)これからもゆっくり頑張って下さい！応援してます〜！ (2020年11月6日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - あいねこさん» いえ、一応まだ更新はします。ただ単に今亀更新なだけです、すみません汗 ですが、サイトへの移行が終わればどうするかわかりません。でも現在としてはまだ更新いたします。 (2020年10月29日 21時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月21日 15時
