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「あ、微睡んでるところすみません」
「いや、いい」
さっきからずっとシルバー先輩もいるけどこの人まじで気づいたらずっと寝てる
この人の睡眠欲どうなってるの?
三大欲求の偏りが酷くない??
うちの寮長より凄くない??
「…前から思ってたんだが」
「え?」
シルバー先輩に話しかけられて間抜けな声が出てしまった
「Aのその背負ってる…確か剣だと言っていたな。
布で隠してまで…何故背負ってるんだ?」
「ふむ、確かに気にはなっておった。わしも」
「いつも背負っているな、Aは」
「Aのそれはいつも持ち歩くほど大切なものなのか?」
最後に核心へと触れるような質問をマレウス様がぶつけてきた
私はその問いに答える前に周りを見回し、確認する
よし、誰もいない
「この剣は私の育ての親の形見でもあるんです」
「形見…だと?」
「ならば、お主の育ての親は既に」
「はい。他界しています。
まぁ、私と兄が殺してしまったようなものなんですがね」
その言葉に、彼らは眉をひそめた
「この剣には私の心臓が封印されてるんです」
「なっ、心臓だと!?どういう事だ!?」
「私三つ子として産まれたんです。
私と兄は悪魔として産まれ、弟は人として産まれました」
「三つ子で人と悪魔に別れたのか」
「はい」
シルバー先輩の言葉に同意を返す
「育ての親は祓魔師で本来は魔神の子であった私たちを殺す為に派遣されてたらしいんですけど、何故かあの人は私たちを引き取り、育てたんです」
私の脳裏には父さんの優しいあの笑顔が浮かんだ
「魔神の子などバレれば一大事でしたからあの人は悪魔として生まれた私と兄の悪魔の力を神剣に封じ込めたらしいんです。
私たちの心臓も共に」
彼らは前に力が封印されているという話だけは聞いていた為、納得してはいたがまさか力だけではなく心臓さえもが封印されてるとは思わなかったのだろう
みんな酷く驚いた様子だった
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月24日 15時