ユニーク魔法とはなんぞ? ページ43
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放課後、私はセベクと共にディアソムニア寮へやって来ていた
「A、今日も若様に粗相のないようにやれ。
いいな!」
「毎回同じこと言わなきゃ気が済まないの??」
「粗相をしてからじゃ遅いから言っている!!」
「わーかったてば!うっさいな!」
マレウス様への信仰あつすぎるでしょセベク マジで
「フッ…相変わらず仲の良い事だな」
「若様!」
「マレウス様…
数日ぶりです。今日もよろしくお願いします」
「ああ。
お前は飲み込みが早いからな。教える僕も楽しい」
「そう言って貰えると嬉しいです」
マレウス様たちと初めて会ってから既に幾度か行っている特訓
あの時マレウス様が言っていたとおり、私はセベクに教えられている時はゴミカスみたいな魔法しか使えなかったのだがマレウス様に教えて貰うと割と直ぐに魔法を物にすることが出来た
まぁ、マレウス様の教え方がうまいというのもあるが、多分あの時言っていたように魔力量の差があったからなのかもしれない
やり方はあっているのに上手くいかない時、私はマレウス様どんな風に(感覚の話)使っているのかと聞いた
その時に言われたやり方とセベクに言われたやり方をどちらも試してみたら驚くことにマレウス様に教えてもらった感覚でやってみると見事にできたのだ
いつものメンバーでディアソムニア寮の隣にある外広間に出る
「さて、今日は何を教えて欲しい?言ってみよ」
「え?えーっと…どうしようかな」
「そういえばA、お前のユニーク魔法はあるのか?」
「ユニーク魔法??セベクなにそれ」
「何!?ユニーク魔法を知らないのか!?」
「知らん」
私の答えにセベクは唖然としていた
え、なに
「ふむ。確かAは異世界から来たのだったな」
「あ、はい」
悪魔とバレた時に私の諸事情はもう彼らに全てバラしていた
彼らは口が硬そうなのと悪魔と知ってむしろより一層何故か親しそうに関わってきてくれたからだ
リリア様曰く妖精と悪魔は親戚だと
まぁ確かに妖精も悪魔の一種だからな
「ならば知らなくても不思議ではあるまい。
ユニーク魔法とは要はその者のみが持つ固有魔法の事だ。
唯一無二のな」
「へぇ……じゃあマレウス様のユニーク魔法って?」
「残念だが、その答えは黙秘しよう。
ユニーク魔法は言わば奥の手のようなものだ。
他者にそう軽く話すと貴重価値が下がる」
「あ、はい。すみません」
「良い。構わぬ」
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月24日 15時