HELLO 異世界 ページ5
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その日、私は生まれ落ちた世界から姿を消した
そして現在、私はメフィストに連れられ世界を渡っていた
といっても私はメフィストに抱えられるようにして目を固くつむっている
どうやら世界と世界の狭間というのは実に不安定なものらしく、何かあっては二度と戻れなくなる
それ故に大人しく抱えられていることを選んだ
「Aさん、私がいいと言うまで目を開ける事も私から離れることもいけませんからね」
「わ、わかってます…」
「そうですか。
あともう少しですから、今しばらく辛抱を」
そうして、メフィストの言った通りしばらくするとガチャンと扉が開いたような音がした
「さぁ、着きましたよAさん」
「もう、いいの？」
「ええ！どうぞ目を開けてみてください」
そう言われ私はスッと目を開けた
「…わぁ」
目を開けた世界は、日本とは全然違うところだった
どこか物語の世界に入り込んでしまったかのような、そんな世界
「……なんか、綺麗だね」
「お気に召しましたか？」
「…見た目だけは、少し」
私にメフィストはクスリと笑った
「では、私の知り合いの所へ行きましよう！
この世界での貴女の生活を保証する交渉を致します」
「え、そ、そこまでしてくれるの？」
「当たり前でしょう！
私とて貴女に理不尽な理由で燐くん達と離れさせてしまったと良心が痛んでるのですよ」
「悪魔のくせに何言ってんの」
「酷いですねぇ」
平気で嘘を吐く悪魔の言うことなんか信用なるか
私が疑っていることを知りながらもメフィストは何も言わず空に浮いているため私を落とさぬようにまたしっかりと腕に力を入れて私を抱える
そしていつものようにパチンと指を鳴らした
次の瞬間には、私たちはピンク色の煙に包まれた
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます！直しました！どうぞ楽しんで読んでいってください！ (2020年5月31日 0時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました！更新頑張ってください！ (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります！笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです！次も楽しみにしてます！ (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます！楽しんでいただけたようで嬉しいです！ (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月24日 15時
