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のっそり、のっそりと私は立ち上がり、無様に服に着いた砂をたたき落とす



「殺される覚悟?Aが僕を?無理だな!!」

「ていうか!私のこと友達って思ってくれてたの!?
あまりにも喧嘩売ってくるから私てっきりそう思われてないと思ってたわ!!
でもだったら友達に何なのこの仕打ち!?
君友達に対する行動じゃないからねコレ!?」

「別にお前頑丈だろう?多分」

「ハッ倒されたいのお前」



お前私が悪魔なの知らないでしょーが



「お前………」

「?」



するとふと、セベクの前に立つ人が何かを言ったためそっちを見ればそこに居たのは2mくらいの身長がありそうな角の生えた美人な男性
彼は私を驚いたように見ていた



「お前、悪魔か?」

「っ!?」



私はその人の言葉に目を見開いた



「悪魔?若様、悪魔って確か前にリリア様が言っていたあの悪魔ですか?」

「ああ」



てかこの角の人が若様なのね!!?



「セベク、その時わしが悪魔について言ったことは覚えておるか?」

「はい!確か悪魔はこのツイステッドワンダーランドにおいて我ら妖精族や人間、人魚や獣人を10とするならばその数は約2といった程度しかいないとか」

「そうじゃ。よく覚えておったの」

「え、それしかいないんだ」



思わず私はそんなことを言ってしまったが、彼らは特に気にした様子もなく私を見てくる



「お前の魔力…驚いたな。僕よりも多いのか。
僕より多い者など初めて見たぞ」

「そ、それは…どうも…?」

「僕はマレウス・ドラコニア」

「あ。Aと言います。奥村 A」



よろしくお願いしますと頭を下げれば彼はふむ、と腕を組んだ



「…そなた、確かに悪魔ではあるが生粋の悪魔ではない…?」

「そんなことまで分かるんですか?」

「マレウス程になればその程度はすぐにわかるじゃろう。
わしはリリアじゃ。リリア・ヴァンルージュ」

「よろしくお願いします」

「A!なぜ今まで悪魔であることを黙っていた!?」

「あんまり言いたくなかったし、そもそもあんな聞き方されたら誰でも答えたくなくなるわ」



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(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月24日 15時

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