お前らいい加減にしろよ? ページ22
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そうして私たちはドワーフ鉱山へとやって来た
「ここがドワーフ鉱山…
一昔前は魔法石の採掘で栄えたらしいが」
「うう…なんか出そうなんだゾ」
「あ、奥の方に家がある。話聞きに行ってみようぜ」
いつの間にか伸びていた生物(グリム)が起き、先程挨拶は済ませた
それからグリムとオンボロ寮で暮らすユウくんはどうやら私の世界と酷似した異世界から来たらしい
多分パラレルワールドだろう
ユウくんは日本から来たらしく、私も同じだと言えばそこからすごく盛り上がった
だが話していくうちにどうも度々話すことがちがかったりしてお互いに首を傾げたものだ
結果お互いに酷似しているものの、恐らく違う世界だと判断したがそれでも日本を知っているだけでも彼は酷く安堵していた
すぐそこにあった家に尋ねてみたものの、そこは空き家で見る限り随分と荒れていて長年使われていないようだった
「随分と古そうな家だね」
「なんか机とか椅子とか全部小さくね、子供用かな」
「いち、に…7人!多っ!」
「ドワーフ鉱山が栄えていた頃は、さぞ賑やかな家だったんだろうな」
できる限りホコリを立てないよう私たちは家を見たあと、そこを出た
「ここでこうしててもしゃあない。
魔法石があるとすれば、炭鉱の中だよな。
とりあえず行ってみようぜ」
エースの提案に乗り、私たちはまた移動し鉱山へ
閉山している上に今が夜であることもあり、明かりが全くなく真っ暗闇だ
「真っ暗だ」
「こ、この真っ暗の中に入るのか!?」
「びびってんのかよ、ダッセー」
「なぬ!?ビ、ビビってなんかねーんだぞ!
オレ様が隊長だ!オマエら、ついてくるんだゾ!」
グリムは随分と煽られやすい性格なようだ
中へと入り、ある程度進んだ時だった
私たちの視界の隅で何かが動く
それに私たちも動きを止めて警戒してみると、出てきたのは…
「ヒーヒッヒ!10年ぶりのお客様だぁ!」
「ゆっくりしていきないよ。永遠にね!」
ふよふよと浮かぶ、ゴーストだった
「ゴーストだぁ」
私はこの世界に来て初めて悪魔を見た為むしろそっちに少しだけ感心してしまった
確かにメフィスト悪魔この世界にも少しだけいるって言ってたけど
でもたかがゴーストだ、と私は気にせず魔法石のことでも聞いてみようとしたがエースたちが勢いよく走り出した
ユウくんは動く様子がなかった私を見越してか走り出すと共に私の腕を掴んだ為、結局私も逃げることになってしまった
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます!直しました!どうぞ楽しんで読んでいってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました!更新頑張ってください! (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります!笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです!次も楽しみにしてます! (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます!楽しんでいただけたようで嬉しいです! (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月24日 15時