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「多分マレウス・ドラコニアより濃いっスよ。
オレあいつより凄いやつ初めて見たっス」
……………どこの誰かな。マレウスさん
「着いたッスよ。ここが学園長室」
ラギー先輩はノックをして中に入ってみるも中はガランとしていて、誰一人もそこにはいなかった
「あれ、いないっスね。
あとで来いって言われてたんスよね？」
「はい」
「なのに居ないってどうなんスか」
とりあえず少し待ってみましょうか、と言われ私はそれに従う
「にしても、女の子なのにうちの寮なんて大変っスよ〜これから」
「え？そうなんですか？」
「こう言っちゃあれっスけど、サバナクローは脳筋の集まりっスから」
「あ、そうなんですね」
私も結構脳筋だから人のこと言えないんだけども
「レオナさんやオレみたいに頭使うタイプはほとんど居ねぇっスから」
「頭使うタイプなんですね、ラギー先輩と寮長」
「だって真正面から喧嘩するとかめんどくさいじゃないスか。
だから策を練って喧嘩する前に潰す方が楽っス」
「お、おお…？」
うん？それはどうなんだ？？
「Aくんは頭使えるタイプっスか？」
「勉強はそこそこ得意ですけど…
あんまり難しいことは苦手なので力でねじ伏せに行きますね」
「ああ、確かにうちの寮生らしいタイプッス」
どうやら私にあった寮らしい
そのまま私たちは約30分ほどは待ったことだろう
だがしかし、学園長は一向に帰ってくる気配がない
それにため息をついたラギー先輩
「もう待ってられないっス。
帰るっスよAくん」
「え？いいんですか？」
「来いって言って来たってのにこんなに待たせるとか有り得ないっスよ。
それに充分オレたちは待ったッス。だから帰る。
どうせこんだけ待たせるんなら明日でもいい内容ってことっスよ」
ほらほら帰りましょ〜、と私の背を押しながら歩き出すラギー先輩
私はそれに押されるがまま進むしかないのだが
「明日またAくんがここに来ればいいんスよ。
道は大方わかったっスよね？」
「それは、まぁ」
「ならいいっス」
オレだって暇じゃないんスから！と結局、私たちはそのまま寮へ帰ることになったのだった
(レオナさーん、帰ったっスよー)
(結局なんの用だったんだ？)
(行ったけど学園長に会えなかったんで帰ってきたっス。ね、Aくん)
(はい)
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江(プロフ) - 國永さん» ご指摘ありがとうございます！直しました！どうぞ楽しんで読んでいってください！ (2020年5月31日 0時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
國永(プロフ) - 退学は勘弁して欲しいが、大学は……になってました！更新頑張ってください！ (2020年5月31日 0時) (レス) id: 513d619ea6 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» 共感してくれた笑 ホント突然過ぎてとんでもないものが心臓に突き刺さりましたよ笑 そして応援ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月30日 10時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - わかります！笑おじたんにも、エースにもやられました笑笑 今回の話もめっちゃ面白かったです！次も楽しみにしてます！ (2020年5月29日 19時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 黒揚羽さん» コメありがとうございます！楽しんでいただけたようで嬉しいです！ (2020年5月26日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年5月24日 15時
