10「へやここなん？」 ページ10
「えっと、らんどせるは…。」
そう思って、二階の自分の部屋に上がる。
窓の方を見ると、隣の家の部屋でひとらんが机に座っているのが見えた。
それを見たAは、勢いよく窓を開けた。
「おーい、ひとらーん！」
「！？」
ひとらんの居る部屋も、窓を開けていたのでしっかりとAの声が聞こえていた。
「…A？」
「うん！ ひとらんのへやここなん？」
そう言って、ひとらんに向かって大きく手を振る。
「うん、Aのへやもここなの？」
「うん！ …せやあのな、Aあしたからひとらんの、がっこういくねん。」
やからいろいろ教えてな？と軽く笑う。
「うん…。じゃあなにかあったらいってね。」
そう言って、ひとらんは笑顔になってから窓を閉めた。
Aも、自分の部屋の窓を閉めて明日の学校の用意を始めた。
・
「やった、おわった！ …なにしよかなー。」
父親から渡された紙に書かれていた物を、ランドセルの中に詰めた。
ランドセルに入りきらなかった分は、手提げの中に入れランドセルの近くに置いた。
「…そうや、ひとらんとあそぼかな。」
そう思って、隣の家のひとらんが居た部屋を覗くと部屋は暗くなっていた。
「…あれ、ひとらんどないしたんやろ、まっくらや。だいじょぶかな…？」
部屋が暗いことを心配し、駆け足で自分の部屋から出ていく。
「おとうさん、ひとらんちいってくる！」
そう言って、家を後にした。
・
「ひとらーん。」
ピンポンを2回くらい鳴らすと、綺麗な女の人が出てきた。
「まぁ、どうかしましたか？」
「Aな、ひとらんにあいにきたの！」
そう言うと、女の人は軽く笑って入ってと、Aを招き入れてくれた。
「…ひとらんのへやってどこにあるん？」
「藍の部屋は、階段を上がって右に曲がったところにあります。案内しますね。」
そう言うと、女の人はAの手を繋いで階段を上がってから右に曲がったところにある部屋まで案内してくれた。
「ここが、藍の部屋ですよ。もしよろしければ、沢山藍に会いに来てください。」
「うん！ Aひとらんと、たっくさんあそぶよ！」
そう笑顔で女の人に言ってから、部屋のドアを開けた。
「ひとらーん…？」
部屋は真っ暗で、何も見えない。
「あれ？ なんもみえへん…おねえさん！」
ドアを開けて、女の人に話しかける。
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狐(プロフ) - いえいえ！！いいですよ。頑張ってください！！ (2020年1月21日 19時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！！すみません！コメント書いて頂いていたのに気づいてなくて全く返信出来てなかったです…申し訳ございません…。そういってもらえて嬉しいです！！最近は更新さぼってましたがまた頑張らさせて頂きます！！ (2020年1月21日 19時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2019年11月15日 21時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - sさん» コメントありがとうございます！楽しみに待っていたなんて…そんな嬉しいお言葉ありがとうございます！更新頑張りたいです!! (2018年8月17日 19時) (レス) id: 86d5cb8b54 (このIDを非表示/違反報告)
s - 更新ありがとうございます！ずっと楽しみに待ってました！これからも頑張ってください！！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 99d96b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
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