8「はやくどーじょーいこーよ！」 ページ8
「おはよー。」
そう言いながら隣の藍の家のチャイムを何回も押す。
「はい、だれですか？」
チャイムから藍の声が聞こえる。
「A！ はやくどーじょーいこーよ！」
「…うん！いまいく。」
インターフォンからドタドタという音が聞こえてから、バチッと電源が切れる無機質な音が聞こえてきた。
藍を待ってる間、Aは藍の家を見上げて楽しみそうに飛び跳ねた。
そうこうしてる内に、ガチャリと扉の開く音が聞こえ、そっちに目をやると竹刀ケースを肩から下げた藍が顔を覗かせた。。
「おはよ！」
「…おはよ。」
ふわぁとあくびをもらしながら、靴をトントンと鳴らして出てきた。
「らんのそのしないけーす、かっこえぇなぁ！」
藍の竹刀ケースは、白を基調とした感じの落ち着いた雰囲気のものだった。
「うん、これとーさんからもらったんだ。かっこいいのはあたりまえ。」
藍は嬉しそうに鼻をフンス！と鳴らした。
「うらやましいわぁ…。Aはいっつもおんなのこやからとか言われて、へんながらのやつしかかってもらわれへんねん。ごむたいやわぁ。」
「…ふーん。じゃあこんどおれのまえつかってたやつでもわたそうか？ きたないかもしれないけど、かっこいいよ。」
そう藍に言われると嬉しそうに頭を振った。
「そーだ。そういえば、Aってどうじょーのばしょわかるの？」
「わかんない！ でもとーきょーにあるっておにいちゃんいってた。」
そう言うと、藍は顎に手を置いて考え始めた。
「どこだろ…。あ！」
ほらついて来てと言ってAの手を掴んで走り出す。
「わかったん？」
「うん、たぶんおれとぐんそーがいつもれんしゅうしてるところ。」
・
「でかぁ…。」
「でしょ？ ここのたちいりはじゆうだから。」
そう言って、藍は先に道場内に入る。
「わー、すごい…。」
道場内に入ると聞こえる掛け声。
「Aってどうじょーでれんしゅーしたことないの？」
「ううん。こんなおおきいどうじょーがはじめてってだけやねん。いっつもちいさいどうじょーやったから、こんなひとおるなんてはじめてなんや！」
そう言って、辺りを見渡すA。
「じゃあ、ぼーぐとってくる」
「Aも！」
「ここで、ぼーぐかしてくれる」
「そうなんや…。あ、これAのさいずや」
藍とAはそれぞれ自分にあったサイズの防具を借りた。
「じゃあ、らん。やろうや。」
「うん、てかげんはなしだからね？」
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狐(プロフ) - いえいえ！！いいですよ。頑張ってください！！ (2020年1月21日 19時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！！すみません！コメント書いて頂いていたのに気づいてなくて全く返信出来てなかったです…申し訳ございません…。そういってもらえて嬉しいです！！最近は更新さぼってましたがまた頑張らさせて頂きます！！ (2020年1月21日 19時) (レス) id: 803ceaac19 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2019年11月15日 21時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
Lano.(プロフ) - sさん» コメントありがとうございます！楽しみに待っていたなんて…そんな嬉しいお言葉ありがとうございます！更新頑張りたいです!! (2018年8月17日 19時) (レス) id: 86d5cb8b54 (このIDを非表示/違反報告)
s - 更新ありがとうございます！ずっと楽しみに待ってました！これからも頑張ってください！！ (2018年8月17日 18時) (レス) id: 99d96b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
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