親睦 ページ46
キルアとゴンが、あの後3杯程おかわりし、今は食後の休憩中。
そんな中、レオリオがAに声をかけた。
レ「なぁ、Aさ…A」
『なんだい?レオリオ』
さん付けしそうになったのを慌てて言い直せば、よろしいと言いそうな顔の彼女。
可愛い、と思ったのはレオリオの秘密だ。
レ「その、何だ、さっき、怪我してただろ?」
少し思案するような顔で考える彼女だったが、すぐに掌を拳で打った。
『ああ、あの鞭のかい?』
レ「そう、その怪我!おっ、オレが治療してやるよ!」
バン!と効果音がつくんじゃないかというくらい、自慢気に自分のバッグを突き出す。
ちょっとキョトン、としていた彼女に更に言うレオリオ。
レ「血が出てたからな、万が一菌が入って化膿したら大変だぞ?」
既にテキパキと包帯やら消毒液やらの準備をする。
断り辛い雰囲気ではあるが、そこはやっぱり彼女なので、どんな行動にでるか分からない。
一同が緊張しながら見守っていると、彼女は
『そうだね…お願いしようかな』
案外、まともに答えた。
レ「よし!じゃあ、傷見せてくれるか?」
傷は踝の上あたり。
ヒールブーツを脱いで、黒いソックスも外す。
患部を診て、レオリオは驚いた。
傷は、もうほとんど塞がっていたのだ。
あのトゲ付きの鞭で血が出る程切られたのならば、まだ回復して良いような時間ではない筈。
しかし、彼女の足には血が少し付着しているだけで、肝心の切り口は治療の必要がない程治っていた。
レ「…すげえ…」
『はは、治るのが早いんだよねぇ』
無表情ながらも言葉は楽しそうなA。
レオリオの反応を楽しんでいるようにも見えるが、気のせいだろうか。
レ「…一応、包帯巻いとくぜ」
『ああ、ありがとう。助かるよ』
巻いてもさして変わりはないだろうけれど、もしも万が一が起こったら、おそらくあのピエロに殺される。
彼女達レベルの実力者なら合格が約束されたも同然のハンター試験3次。
そこで別れただけで、彼は恐ろしく落ち込んでいた。
きっと今頃は囚人で憂さ晴らしでもしているだろう事は誰もが想像した。
そんな愛されている彼女が、自分達と同じルートで足が使えなくなった、なんて言おうものなら…
皆殺しどころじゃあすまない。無差別大量殺人事件が各地で巻き起こる。
まぁ、レオリオにそんな気持ちは一切なく、ただ医者の卵としての使命感に駆られて行った事なのだが。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
192hit…!?
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ＫＯＨＡＫＵ - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (
レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ＫＯＨＡＫＵ - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 一日必ず一話更新します(ｷﾘｯ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2Dの皆は俺の嫁（一部除く） | 作成日時：2014年4月15日 23時
