偽の感化 ページ43
『なんだい?ボウヤ。君も早く終わらせた方がいいだろう?』
少し不機嫌そうに振り向くA。
一瞬怯んだものの、時間を取らせると更に不機嫌になるであろう事は容易に想像がついたので、声を張って言う。
ゴ「確かに、その人はAさんに逆恨みしてたけど、だからって殺さなくてもいいじゃん!その人がルールを変えてくれれば済むんだから!」
毅然とした態度で、はっきりと物申す姿に、クラピカなレオリオが焦った。
慌ててレオリオがゴンの口を塞ぎ、小声で怒鳴る。
レ「バカ、あいつにそんな口聞いたらどうなるかわかんねーぞ!」
ゴ「むぐぐ…」
『聞こえてるよ、レオリオ。
…そうか、君がルールを変えてくれればいいのか』
新発見!とでも言いたげに頷く。
前半の台詞に焦ったレオリオは無視して、彼女はユリナスに語りかける。
『だってさ、豚さん。ルール、変えてくれるかい?』
ユ「かっ…変える!変えるわ!!降参ありよ!!」
『うん。で、君はどうするのかな?』
ユ「降参よ!!降参するから、助けてぇぇぇ!!!」
銃口の先で叫ぶユリナスをゴミでも見るかのように一瞥して、拳銃をしまった。
ユリナスは急いで囚人側に転びそうになりながら戻っていった。
リングから伸びた橋をのんびりと渡り、レオリオ達の方に戻った。
ゴ「ありがとう、Aさん」
『…何にお礼を言われてるのか分からないね』
彼女は、実際の所、ゴンの言葉に心動かされた訳ではない。
彼の言葉を無視して、一般人が嫌う殺人とやらを行ったならば、彼らの警戒心はより強まるだろう。
そうなると、情報収集がやりづらくなって、彼女的にマイナスなのだ。
別にあの弱すぎる復讐者を殺そうが殺すまいが、別段支障はない。
冷静に、一瞬で判断した結果なのだが、まあ確信犯でもある。
『さて、次は…まあレオリオよりは心配ないね』
レ「どういう意味だそりゃあ。…って」
次のチャレンジャーを見て、大袈裟な程のけぞるレオリオ。
次は、キルアが戦う者だった。
(・・・・・・)
『いつもどおり、殺っておいで』
意味深な言葉でもって、キルアを送り出した。
相手を見てからレオリオとクラピカは戦慄し、キルアを身を案じたけれど。
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ＫＯＨＡＫＵ - とってもおもしろいです 爆笑してますwww (2014年12月19日 15時) (
レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ＫＯＨＡＫＵ - この夢主 はやみねかおるさん著の「怪盗クイーン」のクイーンに似てます (2014年12月19日 15時) (レス) id: 5177bf1c6e (このIDを非表示/違反報告)
ルネ - ふ、ふな○しーwwwwww楽しいんですかwwwでは、全力で頑張ってくださいwwwww (2014年4月27日 22時) (レス) id: ef548354e3 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 無理ではないですよw書いてると楽しいし楽しみにしてくれてる方がいるってだけでふな○しーのようにテンションあがりますからw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
2Dの皆は俺の嫁（一部除く） - 一日必ず一話更新します(ｷﾘｯ…テスト期間とかは…あれですけど…多分深夜に更新しますw (2014年4月27日 20時) (レス) id: 50bb1b0076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2Dの皆は俺の嫁（一部除く） | 作成日時：2014年4月15日 23時
