【HUNTER×HUNTER】落下速度とはためくスカート

3.斬新なこんにちは ページ3

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目を覚ますと、病院だったっていうシチュエーションはよくあることだ。
それで、友達や恋人が周りで「よかったー！意識が戻ったー！」と叫ぶのだ。

酔いつぶれて、気づいたら知らない男とベッドの上、っていうこともよくある。トレンディ。

だが、私の場合は違った。

病院でもなく、知らない男とベッドの上でもない。

私の頭上には、赤ちゃん用のメリーゴーラウンドみたいなのが回っている。
しかも、微妙にイッツ・ア・スモールワールドの音楽が流れている。なんか寂しい。

ムクリと起き上がり、辺りを見渡すと、そこは、やはり子供部屋だった。
天井は青空のイラストが描かれている。インテリアはどことなく一回りほど小さく見える。

ベッドから、床に足を下ろす。

床はひんやりとして、寝起きの私にはちょっと刺激が強すぎた。

「つんめった！！！！」

思わず叫んでしまった。




ともかくあんな高さから落ちたのに生きてる。なんで？

まぁいい。まずはここがどこかを調べなければ。


面倒な考え事を切り上げ、子供部屋のドアを開けた。

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