１４話 ページ18
渚side
理事長先生が去ったあと、少ししてから黒崎さんが出てきた。必然的に目が合う。
『うわー何してるのー(棒)』
いや、棒読み・・・←
渚「いや、気付いてたよね、その言い方・・・」
そう言ったとき、理事長先生と黒崎さんの会話が頭に浮かんだ。
あれについて、聞いてみよう。確信はついているけど・・・
渚「・・・黒崎さん、やっぱり・・・殺し屋だよね」
黒崎さんは少しだけ目を見開いてから、また無表情に戻った。
間を開けて、まーね、と、一言だけ呟いた。
やっぱり。でもこれで・・・
渚「そっか・・・良かった、暗殺にまた強力な力が加わってくれて」
僕が少し安心すると、黒崎さんが『暗殺に協力するとは言ってない』と言った。
渚「それってどういう・・・」
『別に私は来年地球がどうなろうと構わない。生きたいとも思わないし、どうせ人はいつか死ぬ。来年地球が破壊されるなら、私達はそれを受け入れることしか出来ないわけだし』
そう言う黒崎さんの目には、何も映っていなかった。
いや、深い闇のようなもの以外何も・・・
渚「っ・・・黒崎さんは、大切な人とかいないの？今の言葉じゃ、まるで・・・」
まるで、生きることに・・・
僕は言葉を飲んだ。黒崎さんが、泣いていた。
いや、泣いているように見えたんだ。
『大切な人は・・・いたよ。たった一人だけいた』
過去形だ。つまり、黒崎さんって・・・
少し考えていたら、黒崎さんは一言言って去ろうとした。
僕は止めようとしたけど、やめておいた。
何となく、黒崎さんの目が潤んでるように見えたから───
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46(プロフ) - re yamさん» 初めまして！いつも読んでいただきありがとうございます！続き、楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2020年1月7日 17時) (
レス) id: 06efcbf80c (このIDを非表示/違反報告)
re yam(プロフ) - 初めまして、いつも読ませてもらってます！すごく面白くて続きが気になります。これからも頑張ってください！ (2020年1月7日 17時) (レス) id: a3a55d2093 (このIDを非表示/違反報告)
46(プロフ) - 柊りあさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年1月7日 10時) (レス) id: 06efcbf80c (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - 続きがめちゃくちゃ気になる〜！更新楽しみです！ (2020年1月7日 6時) (レス) id: 18aaf501b2 (このIDを非表示/違反報告)
46(プロフ) - あやのさん» ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！！頑張らせていただきます！ (2020年1月6日 23時) (レス) id: 06efcbf80c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：46 | 作成日時：2019年10月13日 21時
