今日、好きになりました。待宵編 2

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北人「っあー…うわー、ないわー」


壱馬「よっしゃ！」


北人「ほんとこういうとこ…」


壱馬「はは笑 落ち込むなって！笑」


北人「嬉しそうすぎでしょうざい」


壱馬「口悪いな」


北人「3回勝負にしない？」


壱馬「せえへん」


北人「先にAをおれに惚れ込ませて壱馬のこと考えられないようにしよ」


壱馬「どんだけAが北人に傾いても、俺がAのこと好きな気持ちは誰にも負けへんから」


北人「壱馬も見た目相当チャラそうだけど軸全然ブレないよね」

「ほんと一途」


壱馬「Aに会えたからやな」


北人「…なんか寒いね」


壱馬「なあ笑 引いとるやん」


北人「いやほんと実直？だなって」




真凜「あ！いた！！」




パーティーをしていたリビングダイニングで話していた壱馬と北人のもとに、困惑した様子のAを連れた真凜がやってきた。






＿＿

Niki「見計らったかのようなタイミング笑」


井上「真凜は買い出しんときから引き強いからな笑」
＿＿







北人「こんばんは笑」

「なんか久しぶりだね」


壱馬「…って言っても1時間くらい前まで一緒におったけどな笑」


真凜「でも今日ほぼずっと一緒にいたから久しぶりな感じする」


『…それはたしかにそうだね』

『えっと、これはツーショットタイム…？』


壱馬「真凜ちゃんなんも説明せえへんかったん？」


真凜「とりあえず引っ張ってきた」


北人「とりあえずって笑」


壱馬「Aの周りにはてなが見えるわ笑」


『え、みんな約束してるの…？』

『真凜、説明ほしい』


真凜「ツーショットだよ。旅のしおりには載ってないし勝手に約束したやつだけど」

「ね？」




真凜は壱馬に目線を送る。




壱馬「そうやな」

「ってかこれ、真凜ちゃんも初耳なんやけど今から順番にペア変えて話したいねん」


真凜「…えっ、そうなの？」




真凜は驚いたように北人を見上げたが慌てて壱馬の方へ視線を戻し、Aはずっと困惑した様子で話を聞いている。




北人「ま、そういうこと」


壱馬「こっちで勝手に順番決めてたんやけどなんか希望とかある？」


真凜「ないけど…」

「Aある？」


『…私もないけど、え？』


北人「戸惑いすぎ笑」

「おれから説明するからさ、あっち行こ？」


『…えっと』




Aははっきりと返事をせず俯いた。







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