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芽依「うちもアピールはしてなかったからね」
「っていうか、Aしか見えてないのまるわかりだったし笑」
壱馬「それは…そうやったからなんとも言えへん」
「…でもさ、芽依ちゃん今は全く俺に気持ちないやろ」
芽依「話しに来てるんだから全くないわけではないでしょ」
壱馬「…まじか」
芽依「話しやすいし、寒そうにしてたら上着貸してくれるし」
「Aのついでだけど笑」
壱馬「…いや、ついでって言い方やとさ」
芽依「いいよ」
「好きな人以外に適度に冷たいの、結構高ポイントだと思う」
壱馬は芽依にどう答えるか考えているようだった。
壱馬「…告白直前やし、時間ないから俺の気持ち正直に言うな」
芽依「うん」
壱馬「俺、一目惚れってありえへんと思っとった」
「ある程度仲良くなってどんな子なのかを知ってからやないと、本当に好きなんやって言えへんと思う」
「…やけど、Aだけは違ってた」
「ちょっと話しただけで、"俺はこの子しか好きになれへんな"って確信できた」
「結果、Aと付き合えるかは分からんけど俺からは離れる気はないから」
壱馬が芽依に伝えたAへの気持ち。これは告白前のアピールタイムが始まってすぐ、壱馬がAに伝えていたものだった。
__壱馬が告白前にAに伝えたかったこと…
壱馬「ごめんな、寒いのに」
私服披露を終えたあと、壱馬はAを外に引き止めていた。
『いや、全然…』
『これお借りしてるおかげで寒くないので』
壱馬「…それ、中戻っても使ってな?」
『…?』
壱馬「冷えは女の子の天敵やから、一応な」
『壱馬くんって、なんでこんなに甘やかしてくれちゃうんですか…?』
壱馬「そんなんAのこと好きやからに決まっとるやろ」
『…このままだと私、甘やかされすぎてダメ人間になっちゃう…』
壱馬「Aならダメ人間になっても嫌いになれへんから」
壱馬の発言にAは赤面している。
壱馬「ってかさ、ちょっと遠いよな?笑」
男女で向かい合って座っていた私服披露の名残りのままツーショットを始めた2人の間には、絶妙な距離があった。
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各駅停車(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。本当ですか…!とても嬉しいです!近々更新できるのではないかな、と思っております。頑張ります⚐⚑ (2023年3月9日 22時) (レス) id: cfdc9d9b7d (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 初コメ失礼します。最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます! (2023年3月7日 2時) (レス) @page43 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
各駅停車(プロフ) - キョンシーさん» コメントありがとうございます。大変お待たせしました…。お久しぶりなのにお読みいただけてとても嬉しいです! (2022年9月14日 11時) (レス) id: 2deb6649c4 (このIDを非表示/違反報告)
各駅停車(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます。長い間お待たせしてしまったのに優しく受け入れてくださって…(;;)お話の更新でお返しできるようにがんばります! (2022年9月14日 11時) (レス) id: 2deb6649c4 (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 更新してくれた!!! (2022年9月13日 21時) (レス) @page40 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:各駅停車 | 作成日時:2022年4月7日 18時