暗黒教室【名前変換オリジナル】

5話 ページ10

「雷山さん。案内するからついてきて。」


まあ、色々質問されるだろうな。


自己紹介の時、ずっとこっちを見てたもん。









紗理奈「ねえ鬼門坂さーん。

　 あの鬼門坂財閥と同じ苗字だけどぉあの鬼門坂なのぉ？」


「秘密。」


語尾がうざい。

まあ、でも今は鬼門坂財閥会長ということは秘密にしておこう。


紗理奈「じゃぁ、このクラスってぇ、カーストみたいなのがあるのぉ？

　 あったら、鬼門坂さんってぇ何軍か教えてぇ？」


やっと気づいたか。

遅すぎじゃない？

莫迦なのか？いや莫迦かｗ


「あるよ。でも私が何軍かは教えられないなァ。

　当てたら全部教えてあげるよ。

　当てられなかったら、その時はその時。

　自分を呪うといい。」


私、カッコいいこと言った？


着いた着いた


「着いたよ。ここが一軍専用の教室。

　通称、KING'S ROOMだよ。

　その奥に裏の女王の部屋がある。

　奥の部屋は通称 DREAM ROOMだよ。

　いくらA組の生徒でも、近づく事すらできないから
　
　”一軍専用の部屋があることも知らないだろうね。”」


ヒントは与えたから、これで私が何軍かあてられるはず。


紗理奈「どうやったら一軍になれるのぉ？」


「成績抜群、運動神経抜群、その他に世界的にトップクラスに入る何かを持っている。

　一軍になりたいなら、頑張れ。」


紗理奈「ありがとぉ！」


「嗚呼、私が何軍かについては、今日の放課後、教室で聞く。

　じゃあね。」


どーんな答えを出すかな〜。

まあ、今頃一軍は雷山での遊び方を考えているだろうけど。

楽しみにしておこう。

雷山紗理奈。

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