2776.【4】 ページ26
［雅にぃside］
さっきはついつい
邪魔しちゃったからね。笑
今度はちゃんと、翔にぃが話せるようにしようと
思ってるよ。
翔「…急なんだけどさ」
ちょっと躊躇ったけど、一言目を切り出した
翔にぃは「和と潤に、まだ話してないことが
あって」って、そこまで一気に言葉にした。
和潤「なに？」
双子は翔のことを真っ直ぐに見つめて、次はどんな
言葉が飛び出すのかと待ってる。
翔にぃはそんな双子と交互にしっかり目を合わせて
から「いや、いい話なんだよ？」って前置き。
翔「実はさ…俺、薫さんと付き合ってんの」
和潤「えっ！…そうなの？」
目をまん丸にするとは、まさにこのこと。
言葉も顔もシンクロさせちゃって、さすが双子。笑
和「なんで教えてくれなかったの〜？」
潤「嬉しい話なのに〜」
和も潤もちょっと不満気。
でも「ごめん、タイミングが…」って苦笑いの
翔にぃを見て「んふふ…」「くはは！」って
笑顔になって「おめでとう」って。
和「薫ちゃんなら俺うれしーよ」
潤「俺も！」
「はは！ありがとな」
薫「…んふふ、ありがとう」
翔にぃもホッとしたみたいで、薫さんと顔を
見合わせて笑ってる。
翔「薫とはさ、きちんと付き合ってる。将来のこと
も考えてるから」
薫「…んふふ」
潤「え！結婚ってこと？」
和「わーい！」
翔「はは！ありがとう。そんなすぐの話じゃ
ないけどね。でも、先を見据えてるってこと、
4人にはちゃんと伝えておきたいから」
その言葉に「…ふふ」って照れたように、小さく
笑った薫さんに、翔にぃは「な？」って。
すぐにコクコクっと頷く薫さんが、とっても
可愛くって。
お似合いだなぁ…って。
潤「今日は俺らに報告する為に来てくれたの？」
薫「ふふ…そうだよ。翔くんが、やっと決心して
くれたから。笑」
和「翔にぃ照れ屋さんだもんねー」
潤「ねー」
翔「うるせーや。笑」
またワチャワチャが戻ってきて、やっぱりみんな
笑ってる。
智「んふふ…俺も賛成だから」
「俺も俺も〜！」
みんなが賛成を伝えたところで和が「薫さん
すごーい！みんな大歓迎だよ〜」って。
そしたら翔にぃが「そりゃ、薫だもん。当たり前
だろ？」って。
もう…のろけちゃって。笑
薫「和くん、潤くん、ありがとうね。これから
もっと仲良くしようね」
和潤「やったぁ〜！」
双子もほんとに嬉しそう。
翔にぃが心から大事にしてる人、俺も大事に
したいって思う。
双子もね、同じ気持ちだよね、きっと。
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作者名：空
| 作成日時：2017年11月17日 22時
