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［翔にぃside］
「やだ…こないで」
翔「なんでだよ〜。笑」
「んん〜…やめて〜…」
治療を3日間続けて、少しずつ改善してる。
朝イチで検査なんだけど、連日こうして部屋に
連れてきてベッドに寝かせた後は「こないで」って
拒否られる。
潤「やめて…」
「やめません。笑」
潤「ん〜…」
「じゅーん、力抜いて？痛いよ？」
適当に交わしつつ、綿棒を手に取ればギュッと
体に力が入って…
背中をさすりつつ話し掛けて少しでも力が
抜けるタイミングを待って、肛門に差し込む。
潤「んん…」
「嫌だよな、ごめん。笑」
謝りつつも綿棒をクルクル回すから、潤は毎回
ちょっと泣きそうな声を出す。笑
潤「んん…やだぁ…」
他の人がいないからか、末っ子モード全開な
ところが可愛くて。
「頑張ったな」
いっぱい頭を撫でてやる。
「さて、次も頑張るよ」
潤「んん〜…や…」
「やるの。手は邪魔なの。笑」
潤「やだぁ〜…」
お尻の方に伸びてきた手を捕まえて、背中に軽く
抑えて、洗腸剤を構える。
「力抜いて？一緒に深呼吸しよう。な？」
潤「んっ…んん〜…」
声を掛けるけど、頑なに力を抜こうとしないから…
「力抜かないと痛いの潤なんだからな？」
潤「んん…」
ちょっと脅しつつ。
でも、それでも駄目だったから…
「入れまーす。笑」
潤「んんっ…痛いっ、ばかぁ〜…」
「言うこと聞かないから」
今日は強行突破してみた。
薬を入れ終えて仰向けに寝かせたら涙目で…
「いつまでも待たないって昨日も言ったよ？」
だけど、さらに説教っていうね。
だって俺、出勤時間迫ってるし。笑
「はい、もう一回ベッド寝転んで？」
トイレに行かせてから、再びベッドに寝かせる。
潤「やだぁ…」
「どうする？力抜く？一緒にやる？」
潤「ん、ん…」
「どっちだよ…笑。待とうか？」
潤「…ん」
今度は力を抜く努力をするらしいから、さっき
みたいに声を掛けながらタイミングを待つ。
「じょーず」
潤「んんっ…」
どうしても気持ちの悪い感覚はするから
嫌がりはするけど、さっきみたいに痛がることは
なかったから。
「力抜いてたら痛くないだろ？」
潤「…ん」
「明日も頑張れる人〜？笑」
ちょっとからかっておく。
小さい声で「はぁい」って言って「一緒にが
いい」なんて言われるから、堪んない。笑
頑張った甲斐があって、数日後には座薬だけで
良くなったけど…
潤「やだぁ…」
「ふぅ〜ってしてみ？」
まだまだ闘いは続く。笑
END
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作者名：空
| 作成日時：2017年5月4日 13時
