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［雅にぃside］
期限がさらに
迫ってきて、智にぃは少し追い詰められてる。
痛みがあると仕事が捗らないけど、痛いと
ゆっくり寝られない。
そんな状態で。
痛み止めを飲んで痛みがひいた時に、仕事と
睡眠どっちを優先するの？ってこと。
翔「昨日も痛くて夜中何度も目が覚めた
んでしょ？」
智「…そうだけど…」
翔「睡眠不足だと、さらに仕事が捗らないと
思うけど」
智「んん…」
翔にぃはやっぱり『体を優先させるべき』って
主張。
ほんとは安静にしていないといけない状態で
割と手首を使っちゃっているからね…
せめて休む時ぐらいは、しっかり休まないと。
最もなことを言われて智にぃは口を尖らせる。笑
双子がクスクスっと笑って。
そんな双子を見て、智にぃはさらに拗ねて…
「翔が薬の量、増やしてくれればいいのに…」
ってボヤく。
翔「なに？笑」
智「…」
翔「なんか聞こえたんだけど。笑」
智「んん…こないで」
昨日も「薬が足りない」って文句言って
処方箋見せられながら説教されてたからね。笑
もう面と向かっては言えないんだろう。
智にぃの傍に寄っていって「なに？笑」って
からかう翔にぃを手で払って自室に逃げてった。
［智にぃside］
期限が迫ると、どんどん焦る。
だから翔に無茶言って困らせたりしてね。笑
和「智にぃ？保冷剤替えようか？って翔にぃが」
「ん、お願い」
潤「コーヒー置いとくね」
「ありがと…」
みんなが支えてくれてるのはよく分かってる。
感謝してる…
「…っ、いってぇ…」
でも、痛いんだもん。
トントントン…
翔「冷やしながら少し休憩しよう？」
「あと少し…」
翔「リビング行かなくていいから。ね？10分だけ」
「…ん、分かった」
包帯を外して保冷剤を当ててもらって、コーヒー
飲みながら翔と話をして。
パソコンを見つめていた翔が一言…
「すごいね、俺…結構好きかも」って。
嬉しくって思わず笑顔が溢れる。
俺も今回のは結構気に入ってるんだ。
「ほんと？嬉しい…自信作だから。ありがと…」
こんなこと言われたら、どんどんやる気出る。笑
ちょっと行き詰まってた部分もアイディアが
ポーンと浮かんだりして。
そしたらまた、夢中になってキーボードを
たたいてた。
「…いてぇ…」
翔「智くん。笑」
ストップをかけに来た翔に見つかって。
「んふふ…」
翔「笑って誤魔化さない。笑」
こんな風に支えられ見守られて
仕事ができるって幸せなこと。
END
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作者名：空
| 作成日時：2017年5月4日 13時
