2122.【2】 ページ22
［和side］
久しぶりに5人で旅行。
あらしも一緒だから楽しくて仕方ない。
「じゅーん？もっかい、お風呂いこ〜？」
温泉も気持ち良くって最高で…
翔「待って。水分補給して、何か食べてからに
して？」
「お腹空かないもーん！」
翔「だーめ。甘いものは？饅頭あるよ？」
「むぅ…」
翔「ほら、半分こ」
手渡された饅頭を口に放り込んで、温泉へ。
文句言ってるけど、頭ではちゃんと分かってる。
翔にぃの言う通りに過ごしていたら、俺も体調を
崩さずに過ごせるってこと。
俺らだけだと長湯し過ぎるからって、途中で
雅にぃが合流した。
雅「気持ちいいね〜、冬の露天風呂」
「ふふ…いいところだね」
雅「だろ？」
潤「うん！」
雅にぃが一生懸命にホテル探しをしてくれたこと
知ってる。
あらしも一緒に行けて、大きめの病院が近くに
あって。
俺に何かあった時には病院が近くにないと
駄目だからね。
雅「18時から夕食だって言ってたから、そろそろ
上がるよ？」
和潤「はぁーい！」
夕食は部屋で食べられるんだって。
その方が嬉しい。
だって、あらしも一緒にいられるし
俺がグダグダしても大丈夫だから。笑
翔「うまそ〜」
智「食べ切れるかな〜。笑」
海鮮料理に茶碗蒸しに海老フライ。
食べきれないくらいの御馳走が並んでる。
雅にぃが写真を撮ってから…
『いただきます！』
「ウォンッ！」
あらしのご飯も今日はちょっと豪華。
智「かずー？どれくらい？」
「ちょっと」
智「こんくらい？」
「もっとちょっとがいい」
ご飯は熱々を自分で茶碗へ。
「おかずもあるもんね」って、ちょっとに
してくれたから頑張って食べないと。
雅「海老フライすごいね！」
潤「でっかい！！」
翔「ホタテ〜」
智「牡蠣もうまっ！」
「んふふ…」
美味しそうに食べるみんなの声を聞いて、みんなの
顔を見て…
翔「かーず、おかわりするか？」
そしたら、いつの間にか茶碗のご飯は
空っぽになっていた。
楽しい空間と、落ち着ける雰囲気。
「食べなきゃ」って思いはすっかり消えていて…
「茶碗蒸し、おいし〜」
翔「お前好きだもんな、茶碗蒸し」
「んふふ ♪」
デザートまでしっかり食べられた。
お腹いっぱいだから、少しのんびりテレビを観て
過ごす。
「みんなでお風呂いこ？」
翔「ん、その前にこっちおいで」
「はぁ〜い」
診察終わったら、お風呂だって。
元気って分かっててもお医者さんになった
翔にぃの前に座るのはドキドキ。
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作者名：空
| 作成日時：2016年2月10日 18時
