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25.【18】点滴 ページ25
［潤side］
かずの部屋で
勉強していたら
いつの間にか寝てしまっていた。
目を開けると、兄貴達が和を囲んで
治療の話をしていて…
雅にぃが俺にすぐ気が付いて
「おはよう、熱下がったよ」って
教えてくれた。
智「和が寝ている間に、
雅紀と潤で夕飯の買い物しておいで？」
雅「了解。潤、行こっか」
俺は雅にぃと部屋を出た。
でも俺、知ってるんだ…
智にぃが
なるべく俺に和の治療を見せないように
してくれてること。
ほんとは雅にぃも一緒にいた方が
和の治療しやすいこと。
それでも智にぃは
俺一人で買い物に行かせたりはしない。
兄貴達はいつも言ってる…
「道のりは長い。
誰かが無理したら途中で力尽きる。
5人でいる為に、素直になろう」って。
和の体調が良くないときは、俺も不安になる。
だから、雅にぃが居てくれたら嬉しい。
俺は兄貴達に素直に甘えることにした。
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作者名：空
| 作成日時：2012年10月20日 15時
