一粒六色。3【苺】【stxxx】【体調不良】 (ページ40)

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犬猿の仲には1/100の羊がいる【橙くん・自閉症】【チーズ様リク】ページ40

いきなり更新したと思えば題名意味わからんですよね。

少しだけ解説。

俺、学校がキリスト教学校なんですよ。
聖書で羊の例えが出てきて。
100匹飼ってる羊のうち1匹がいなくなったら、飼い主は99匹を連れて行く前にその1匹を精一杯探すよね、っていう例え話。題名の1/100の羊はそれを指しています。

わかりづらい説明ですみません…！

ジェルくんの自閉症。全員が自閉症のことを知っている体で進めていきます。全員看病です。

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さとみくんside

犬猿の仲、っていうじゃん。

んで、うちには犬も猿もいるわけなんだけど、二人共喧嘩したことないくらい温和なのよ。

ーいや、温和だった、というべきだろうか。

今眼前で繰り広げられる状況を見ちゃうと、嫌でも犬猿の仲としか言いようがないんだよね。

莉「っはぁ？そっちがここに入りたいっつったんじゃん！」

こ「僕はこっちって言ったでしょ？！人の話も聞けないとか…」

な「ちょっと、二人共…」

莉「なーくんは黙ってて！！ころちゃんとの問題だから！」

こ「なーくんになんてこと言うんだよ！うわ、なーくんかわいそ、」

今、なーくんちで48時間リレーのスケジュールを決めている。

当のなーくんは涙目になりながら俺の隣に座ってきた。

な「、じぇるくん、来ないね」

今にも泣きそうな声でそう言うなーくん。

ジェルは自閉症だ。だからといって、なーくんの心の支えであることに一切変わりはない。

「…そうだな。もうすぐ来ると思うから。」

確信もないのにそんなことを言う。

バカだな、と俺自身を蔑視してみる。

ーそこに、すすり泣く声を聞いた。

なーくんと目を見合わせ、廊下とリビングを繋ぐドアの元へ駆け寄る。

ー起きていることをそのまま受け止めるのが、ジェルの特徴だった。

体を丸め込んで、ドアに身を預けて。

ジェルは泣いていた。

いつもと違う2人に、少しだけパニックになっているようだった。

ジ「っ、ぁ、こわいっ…」

「そうだよな、怖いよな」

な「大丈夫、俺達がいる」

そう言って、それぞれがジェルと手を繋ぐ。

ジェルは虚ろな目を前に向けて、でも少しだけ、笑った。

？「、？」

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自閉症って色々症状あるので、今回は過去2回と少しだけ症状を変えてみてます。