【文スト】純粋かも知れない素敵帽子の恋愛奮闘記【中原中也】【短編集】

突然変異 5star★様リク ページ13

中也「おはよう御座います。先輩」

「う、うん。おはよ…中也君」


可笑しい

暖かな太陽の日が差し込む午前中

中也君の様子が可笑しい

何時もの中也君なら

おはよう御座います先輩！今日も可愛いですね！愛してます！

と云うのに

今日は何だか…

大人しい

五月蝿くなくて

私的には凄く嬉しいんだけど

何かあったんじゃないかと心配になるが

太宰君と居る時は

口喧嘩などして

元気にしている

心配要らない…かな？


「エリス嬢は如何思われます？」

エリス「絶対に何かあったに違いないわ！」


時は過ぎて十五時

首領の居ない間

エリス嬢が暇だ暇だと駄々を捏ね

私が相手をする事になった

エリス嬢は首領の異能なのだから

異能を解除すればいいのでは…と思ったが

組織を束ねる最高クラスの人

首領に口答えが出来る訳がない

今はエリス嬢に

様子の可笑しい中也君の事を相談していた


エリス「A大好きの中也がAを見ても大人しいなんて…天変地異が起こる以上に有り得ないわ」

「何で様子が可笑しいんでしょうね？」

エリス「うーん…。亦Aが中也を嫉妬させるような事したんじゃないの？」

「それは無いと思います…、多分。ちゃんと中也君も構ってますし」

エリス「なら如何したのかしら」

「うーむ…」

エリス「本人に訊くのが手っ取り早いんじゃないかしら？」

「ええ！？本人に！？」

エリス「そう！さりげなぁく中也君、最近如何？みたいな感じで！」


満面の笑みで

うきうきした様子のエリス嬢

眼福ですわあ…


「わ、判りました！実践してみます！」

エリス「中也が何故今日は大人しいのか訊いた結果！ちゃんと聞かせてよね！」

「了解です！隊長ッ」

エリス「それではA隊員、早速任務へ向かい給え」

「ラジャー！」

♢→←♢ ※追記

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