八十六話 ページ39
爆豪side
『ｽｰ……ｽｰ……ｽｰ……』
耳元から聞こえてくるのはさっきとは違う、落ち着いた寝息
アイツのだ
保健室へ向かう廊下は冷たくて静か
コイツの寝息と俺の足音だけが聞こえる
キーンコーンカーンコーン
授業が始まったが、アイツらかミッドナイトが先生に言っているだろう
さっきのは、本当に焦った
過呼吸の対処法なんて授業で習ったことねぇし、ましてや過呼吸をおこした人間なんて俺の周りにはいなかった
だからどうすればいいのか分かんねぇし、只々落ち着かせようと背中や頭を撫でるしか出来なかった
先生が来てくれたから良かったが、もし来なかったらどうなってた？
あのまま死んでいたのか？
それとも、勝手に収まったのか？
爆「クソッ…」
ムシャクシャした頭を振り払い、保健室の中に入った
リ「おや、爆豪かい。ミッドナイトから聞いてるよ、そこのベッドに寝かせておやり」
既に来ることを知っていたのか、一台整えられたベッドがありそこに寝かせた
リ「もう授業始まってるだろう、教室に戻りな。もうじきイレイザーも来るさね。ハリボーお食べ」
爆「…ッス」
保健室から出て、ババァから貰った赤色のハリボーを口の中に放り込んだ
この薄暗ェ廊下に見合わねぇ甘酸っぱい味がした
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ここ - ありがとうございます。 (2022年11月24日 17時) (
レス) @page41 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 10時) (レス) id: 4b348adc93 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最近見始めたのですが、たくさん投稿してくれるので、とてもうれしいです。1日のご褒美として、寝る前に見ています！ (2022年11月17日 22時) (レス) @page29 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんぽんたん | 作成日時：2022年11月6日 15時
