私。【ヒロアカ】 (ページ7)

今日:6 hit、昨日:99 hit、合計:196,745 hit

六話ページ7

.

まずは近くの建物から崩していく

まっさら、ということだからいつもの荒い破壊じゃだめ

石ころぐらい崩さないとだめ

壊したかけらをかき集め、創造で強力な爆弾をいくつか造った

ヒーロースーツにはニトロ化合物を備えてあったから役に立って良かった

そしてバイクも造った

バイクで走って、手当り次第建物の中に爆弾を投げ入れ爆破して崩す

そして爆弾がなくなればまた瓦礫をかき集めて火薬ぶっかけて爆弾を造り、バイクに乗って建物に投げ入れ爆破

これを何回も何回も繰り返した

とうとう火薬がそこをつき、爆弾を作れなくなったから破壊で壊していった

破壊の方も、創造の方も既にキャパを超えていた

ガンガンと痛む頭にグラグラ揺れる視界

いつもはもっとキャパ超えるのが遅かった筈

おそらく期末試験の為にほぼ徹夜で勉強していたことが原因だろう

何度も地面に転んだ

それでも立ち上がって壊し続けた

悪い子になりたくないから

お母さんの期待を裏切りたくないから

優等生の良い子でいたいから

時計を見ると残り10分になってしまった

残りの建物はあと５棟

一棟壊すのに大きさによるけど石ころサイズになるまでに大体２分ぐらい

『……間に合わない』

どうしよう

………いや、諦めるな

限界をとっくに超えてる体を無理やり動かす

『…バイク、壊そう』

バイクを壊して中のガソリンをアストロライトに変えよう

そしてをガラスのカプセルに入れて爆発させて壊そう

でも、いちいち破壊と創造をバラバラにやっても間に合わないから同時にする

左で触るど大きな音を立てて崩れていく建物

右手をガソリンに漬ける

『……出来た』

それを投げ入れ、爆破して、ある程度崩した時点で残り3分

『間に合うっ……！！』

全て壊し終わった瞬間

「終了ーーー！！！」

明るい声を陽気な音楽が流れた

その瞬間、目の前が真っ暗になった

.

なんか文字だけだとしょぼい感じしますけど、実際は超迫力(？)あります！