私。【ヒロアカ】 (ページ19)

今日:28 hit、昨日:23 hit、合計:196,912 hit

十八話ページ19

.

相「席つけお前らー」

相澤先生が教室に入ってきて朝のホームルームを始める

５分後、ホームルームが終わった

一時間目は移動教室なので、皆教室から出て行き始めた

私も必要な物を持って教室をでた

相「破造。ちょっといいか」

『どうしましたか？相澤先生』

暫く一人で廊下を歩いていると、相澤先生に声をかけられた

相「その怪我どうした」

相澤先生は頭に巻かれてる包帯を指差し、そういった

『あぁ、昨日階段で足を滑らせてしまって…』

相「違うだろ」

『…え？』

バレた？

嘘付いてるのがバレた？

でもここで本当の事を言ってしまえば…

とにかく突き通さないと

『何言ってるんですか、相澤先生。さっき私が先生に言ったことは本当ですよ。私が相澤先生に嘘をつくわけ無いじゃないですか』

相「…そうか。もしまだ痛むようならばーさんとこ行け。授業送れるなよ」

『はい。分かりました相澤先生。ご心配、ありがとうございます』

良かった

バレなかった

そんな感じで過ごしていると、あっと言う間に下校時刻

…家、帰りにくいな

もしまだ怒ってたらどうしよう

でも、早く帰って早く勉強しないと今よりももっと”悪い子”になっちゃうな

スクバを持って教室を出ようとすると、爆豪くんに呼び止められた

『どうしました？爆豪くん』

爆「一緒に帰んぞ」

そう言い、爆豪くんは私の腕を引いて教室をでた

『…お母さん、怒ってると思う？』

爆「しらね」

辛辣だなぁ

爆「おいヘラヘラ女。スマホ貸せや」

『？はい』

スマホを爆豪くんに渡し、何をするのか眺める

爆「…なんかあったら連絡よこせやクソ」

画面に表示されている連絡帳には新しく、”爆豪勝己”の文字

その文字を見た時、決して悪い感じはしなくて、逆になんか、ふわふわ…？した

『…ありがとう』

電車を降り、住宅街を歩く

『…じゃあね、爆豪くん。また明日』

爆「…ん」

爆豪くんが家の中に入っていったのを見届けたあと、私も自分の家に向かう

LEIN爆豪くんの名前が新しく入ったスマホを握りしめ、家のドアを開けた

『…ただいま、お母さん』

「おかえり、A。今からすること…分かってるよね？晩御飯になったら呼ぶから」

『…分かった』

自分の部屋に向かう

制服を脱いで、ブレザーをハンガーにかける

スクバから筆箱を取り出す

私は、”悪い子”から”良い子”に戻る為に、勉強を始めた

.