私。【ヒロアカ】 (ページ13)

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十二話ページ13

爆豪side

爆「るせぇ……」

近所の家からキンキンした怒鳴り声が聞こえてきやがる

『うるさいッ！！！巫山戯るのも大概にして！！頭おかしいんじゃないの！！！？？』

…ヘラヘラ女の声か

正直、俺はあいつが気色悪くて仕方ねェ

何が面白いのかずーっとヘラヘラヘラヘラ笑って、そのくせあいつが吐き出す言葉には何の感情もこめらてねェ

それからすぐ、怒鳴り声は聞こえなくなって一気に静かになった

そしてその１０分後、ババァがヘラヘラ女連れて家に帰ってきた

「勝己ィィィィ！！！！」

爆「うっるせぇババァ！！！！ぶっ飛ばすぞ！！！」

「今すぐ救急箱持ってきなさい！！！つべこべ言うんじゃないよ！！！」

帰ってくるや否や、俺に救急箱を持って来いと怒鳴り散らし、挙句の果てに怪我の手当をしてやれと言われた

爆「…来い」

リビングに連れていき、ソファに座らせた

顔は殴られたのか頬が赤く腫れていて所々青痣が出来始めてる

口も切れて血が出ている

消毒をしても表情を一切歪めず、ただされるがまま

頭も殴られたのか血は流れてなかったものの、内出血と腫れがあったため念の為湿布貼って上から包帯で巻いた

それから段々と青くなってきた頬にも湿布貼ってテープで固定した

爆「ん」

『ありがとう、爆豪くん』

そいつはいつもどおりヘラヘラしながら礼を言った

その礼には何が込められてるのやら

「ごめん！急に用事ができちゃって！！夜には戻るから今日は泊まっていきな！！服は脱衣所に私のだけどおいてるから！！！勝己！！可愛い女の子と二人っきりだからって無理やり変なことするんじゃないよ！！！！」

爆「ッしねぇわ！！！はよ行けババァ！！！」

あんのババァッ…！！！！

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