私。【ヒロアカ】 (ページ12)

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十一話ページ12

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声のする方を見ると、両手に買い物袋を下げた若いお姉さんがいた

「今すぐ家来て顔冷やしな！！」

『あ…いや、大丈…「大丈夫なわけ無いでしょ！！大人しく着いて来なさい！！」…はい』

私の家の方向に戻ってきた

…まさか、

「ここだよ」

表札には、”爆豪”の字

玄関に入るや否や、

「勝己ィィィィ！！！！」

爆「うっるせぇババァ！！！！ぶっ飛ばすぞ！！！」

「今すぐ救急箱持ってきなさい！！！つべこべ言うんじゃないよ！！！」

まさか、爆豪くんのお宅だったとは

確かに、このお姉さんもなんとなく爆豪くんに似てる

爆「持ってきてやったぞ！！！って、んでヘラヘラ女がいるんだよ！！！！」

「女の子の事をヘラヘラ女って言うんじゃないよ！！！はやくこの子を手当てしてやんな！！あんたヒーロー志望でしょ！！！」

爆「わぁーっとるわ！！！」

『…お、お邪魔します』

あまりの凄さに驚いた

爆「…来い」

連れてこられたのは広々として片付いているリビング

爆「座れ」

フカフカのソファに座らせられ、器用な手付きで消毒をされていく

消毒…ガーゼ…包帯…と進められ、全て終わったようだ

爆「ん」

『ありがとう、爆豪くん』

すると奥の方からパタパタと足音が聞こえてきた

「ごめん！急に用事ができちゃって！！夜には戻るから今日は泊まっていきな！！服は脱衣所に私のだけどおいてるから！！！勝己！！可愛い女の子と二人っきりだからって無理やり変なことするんじゃないよ！！！！」

爆「ッしねぇわ！！！はよ行けババァ！！！」

バタン、としまったドア

『…賑やかでいいね』

爆「誰が良いかよ」

『……何があったか、聞かないの？』

爆「んだよ、聞いてほしいんか」

『いや。だって気になるでよ。クラスメイトがボロボロの状態になって家に来てたら』

私だってびっくりする

爆「………全部聞こえてた。ダダ漏れだわクソ」

だろうね

『……お母さんの期待を裏切った私が悪いのにね。なぜか、クラスメイトの子を悪く言われて、初めて腹がたったの。今までそんな事で腹なんか立てたことなかったし、ましてやお母さんに口答えなんかしたことなかったのに』

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