少女、ヒーロー興味なし【ヒロアカ】 (ページ7)

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強引に腕を引かれるようにたどり着いた先は、昔三人でよく遊んだ公園。今の時間帯なら誰か居るであろうと思っていたけど、今日に限って誰も居なかった。

次の瞬間、爆豪くんは掴んでいた私の腕を思いきり引っ張って、近くのベンチに投げ出すように座らせる。そして自分も隣に座った

そして沈黙。

連れてきた本人が何も話さないとなると、こちらから話すことは何もない。早く帰りたいなぁ、と思いつつ彼に目線を向ける

「…なんだよ」

『や、なんで連れてきたのかなって…』

「……別に」

それだけ言うと爆豪くんは再び黙ってしまった。だが、私は彼から目線を離さない。

するとその視線を受け続けた爆豪くんは「クッソ！」と頭をかくと、勢いつけてこちらに向き、

「お前、なんで学校来ねぇんだよ」

小声で彼はそう言った。

突然のことに目をぱちくりさせる自分に、爆豪くんは立ち上がって身を乗り出してきた。

『いや、だって行く必要無いし……』

「来い！明日から来い！！」

『えぇ…』

こうなるなら未来予知でもしとけば良かったなぁ。まさか学校に来いって言われるなんて、知りもしなかったよ。