＃２１ ページ21
CM「ええ、もう少し話たいんですけど、なんか喉乾いちゃって一緒に・・」
「あっ、どうぞ、私もう帰りますね、」
ええ？一緒にって言おうとしたのに・・最後まで聞いてよ・…
彼女は席を立ちかける
やばいやばい
手帳も拾ってもらわなきゃならないのに
CM「ちょっと待って下さい」
僕は立ち上がりテーブルの上にある古いメニューｽﾀﾝﾄﾞを手がすべったふりして下に
落とした
CM「あっごめんなさい」
わざとらしかったかな？
「いえ、」
彼女は下に落ちたのを拾おうとしてしゃがんだ
「あっ！こんなところに！ありました！」
よかった・・拾ってくれて
CM「どうかしましたか？」
彼女は顔をあげて手に手帳を持って僕に見せた
初めて彼女が笑顔を見せた
ちゃんと笑えるんだ・・当たり前なのに笑顔にホッとした
僕も笑顔になる
CM「もしかして探してたものですか？」
「はい＾＾よかった！本当によかった」
彼女は嬉しそうに両手に持って今度はまた泣き出した
えっ？また泣くの？
CM「あの・・もう泣かないで下さい」
「ち・違います、この涙は嬉し泣きです。来てよかったです、本当にありがとうございました」
彼女にとっては大切なものだった・・そうだよな・・それを僕は読んだんだから
絶対言えないな・・
CM「よかったですね＾＾」
「はい、たくさん迷惑かけてすみませんでした。それでは失礼します」
これ以上引き留められない・・最後に
CM「いや、っちょっと待って、あっそうだ、レーズンパン」
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hiro(プロフ) - みんさん・・本当にお久しぶりですね＾＾また読んでもらえてほんまに嬉しいです、頑張って更新していきますね (2019年5月20日 22時) (
レス) id: f43cb5a3d2 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - お久しぶりです！ただただ怪しいヒロインちゃんですね笑笑楽しみにしています！ (2019年5月19日 13時) (レス) id: f4ee9b7f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiro
| 作成日時：2019年5月18日 22時
