panic28 スタートラインにも立ってないじゃないですか…！ ページ29
私がその一言を告げると黙って耳を傾けてくれていた紡ちゃんがワナワナと唇を震わせて言った。
「A先輩は…アイドルとしての壮五さんが好きですか？それとも一人の人間として壮五さんが好きですか？」
私は、逢坂壮五という青年も好きだしIDOLiSH7の逢坂壮五もひっくるめて好きだ。
『私は全部ひっくるめて彼が好き…
でも、そんなのが許されるわけないでしょう…？』
自然に抑えていたはずの涙が頬に流れる。
「いいんだよ、Aちゃん。
わがままになったって…全部好きなんでしょう？それが聞けて私は良かった。」
紡ちゃんは昔の口調に戻っていた。
感情が抑えきれなかったのだろう。
「…それに、安心できた。
アイドルは夢を与える存在でもあり、消費される存在。だから、誰かにそばに居てあげて欲しかったから…」
そういうと紡ちゃんもまた泣き出してしまったのだ。
二人とも泣き止むと店を出た。
「先程はすみません…！敬語を忘れてしまって…！！」
紡ちゃんが申し訳なさそうに言う。
あー、もう今日は紡ちゃん泣かせたりとかとにかく最低なことしかしてないなぁ…ぜんっぜん守れてないじゃん、私…
『そんな！！こっちこそごめんね！！
あんな私情持ち込みまくった滅茶苦茶な話して…！本当にありがとう！』
「いえいえ、いいんです。
…ところでA先輩、いつ告白するんですか？？」
『え』
告白、とな…？私が壮五くんに？？
「え、じゃないですよ…？？私にあんなに力説してくれたのに、本人には告白しないんですか？？？スタートラインにも立ってないじゃないですか！！」
紡ちゃんが頬を膨らませて怒っている。
そんな姿もかわいい…
「A先輩、今別のこと考えてますよね…？別に急かしはしませんけど、告白はしておかなきゃダメですよ…！」
ぐぬぬ、これは嵐の予感だぞ…
…この時ばかりは紡ちゃんが小悪魔に見えた。
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作者です！！！！作者名をTwitterのアカウント名に合わせようと思い、変更させていただきました！
ただ今hit数見たらびっくりしました…
4000hit超え達成しました！皆さんいつもいつもこんな駄作を読んでいただきありがとうございます…！
ついでになのですが、Twitterの方もやっていますので変人でよろしければ、フォローしてください！
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panic29 誰かに奪われて欲しくない。→←panic27 私が彼氏役！
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ひらり(プロフ) - 梅味(うめあじ)さん» もう色々御指導ありがとうございます笑 もはやお師匠様と呼ばせていただきたいくらいです笑本当にありがとうございます！！ (2018年7月15日 22時) (
レス) id: 4520214765 (このIDを非表示/違反報告)
梅味(うめあじ)(プロフ) - ひらりさん» いえいえ！修ありがとうございます！この作品がもっといいものになるように私ができる最低限の事ですから(笑 (2018年7月14日 22時) (レス) id: 1784d6d8e3 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - 梅味(うめあじ)さん» またまたご指摘ありがとうございます笑早速修正させていただきました！教えてくださって本当にありがとうございます！ (2018年7月14日 20時) (レス) id: 4520214765 (このIDを非表示/違反報告)
梅味(うめあじ)(プロフ) - またまたコメント失礼します(笑)確か、編集で登場人物設定をオンにすると設定出来ますよ！是非よろしくお願いします(*´｀) (2018年7月14日 10時) (レス) id: 1784d6d8e3 (このIDを非表示/違反報告)
ひらり(プロフ) - 梅味(うめあじ)さん» ご指摘ありがとうございます…！早速直させていただきました！お恥ずかしながら初投稿なもので右も左も分からず…笑 暖かいご指摘の上こんな拙い文章をお気に入り登録までして下さったんですか…！本当にありがとうございます！！ (2018年7月9日 0時) (レス) id: 4520214765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スペシャリストゴリラ | 作成日時：2018年7月7日 8時
