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昼休憩になり馬渕と山川と弁当を食べていると角名くんと治が5組の教室までやってきた。
角名『俺らもいい?』
『うん』
近くの机を借りて一緒に食べ始めると銀島くんもやってきて、しばらくするとサム〜と侑もやってきた。
侑『みんな居るやん!なんで誘ってくれんかったん?』
治『別に約束しとらんやろ』
侑『でも集まるんやったら俺も誘ってや!』
ムスッとしながら弁当を広げた侑は弁当を食べ始め、治とおかずの奪い合いをしていた。
午後の競技が始まりしばらく出番はないため、角名くんと日陰でお茶を飲みながら休んでいた。ボーッとしているとスマホのシャッター音が鳴り、横を見ると撮った写真を確認する角名くん。
角名『これイン〇タにあげていい?』
写真を見るとカメラ目線の角名くんと空をボーッと見上げている俺。
『え、俺ボーッとしてるじゃん』
角名『ダメ?』
『、、、まぁいいけど』
しばらくするとインスタの画面に角名くんの投稿が表示された。
たくさんのハッシュタグの中に#親友と体育祭というのを見つけ嬉しくなる。
角名side
午後の部が始まってしばらく、次は部活対抗リレー。バレー部の1年は侑と治しか出ないので、俺は最前からAを撮影することにした。選手入場とともにそれぞれの部活の選手が入場し、その中にはAもいた。男女ともに丈の短いTシャツにダボッとしたパンツ。
女子1『A意外と腹筋割れてるんやけど』
女子2『ってかよく見ると顔も綺麗やない?』
Tシャツの下部分から見える腹は白く綺麗に割れていた。
女子1『ってかウエスト細!あ、腕で隠した』
恥ずかしそうに腕でお腹を隠したA、可愛いと思うと同時に周りにこれ以上見るなと念を送る。
第1走者が走り出して第2走者がスタンバイする。その中にはAと侑がいた。先に走り出したのは侑で僅差でAが走り出した。必死に食らいついていたが順位は変わらず次の走者へバトンが回った。
結果は陸上部が1位でバレー部は3位、ダンス部は4位だった。
退場口でAを待つと、治に腹をさすられながらやってきてかなりモヤモヤする。
侑『お、角名、、、って、どしたんその顔』
角名『別に』
『ちょ、治、くすぐったい』
治『Aは昔っから擽られるの弱いなぁ』
『もう、、やめて、、』
モヤモヤするけど擽られて息切れをしている姿はしっかりカメラに収めた。

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なおき(プロフ) - ネギさん» まさかコメントをいただけるなんて思っていなくて返信遅れました。すみません!ありがとうございます!ぜひ布教してください! (1月14日 20時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
ネギ - 初コメ失礼します!この作品、内容がドストライクで、、、!角名が密かに恋してるところがたまんねえっす!尊い!最高です!更新楽しみにしています!無理しない程度に、更新頑張ってください! 布教していいすか? (12月24日 21時) (レス) id: a62d6c0a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝息 | 作成日時:2024年10月17日 0時