食べ物は大切にしましょう、たとえそれがどんなタベモノでも ページ21
「皆さん、そろそろお腹がすく頃だと思ってAちゃんとご飯作ったので食べて下さい」
(((A生きてるかが1番心配なんだが!!)))
お妙の料理の凄さ(ある意味で)を知らないAの安否が気になる一同。お妙のニコニコ顔がなおさら怖い
「おいお妙…Aは無事なんだろうな…仲良くなる前にあの世送りとかにしてないよな…?あんまりだぞそれは…」
銀時は青ざめてお妙に問う。皆の表情は固い
「勝手に人をあの世送りにしないで下さいよ、銀時さん」
そんな皆の心配をよそに、Aは呆れた顔で部屋へと入ってきた
「A…!無事だったか!てっきり今頃口から黒い煙吐いてぶっ倒れてるかと思ったぜ」
「どうやったらそんな死に方なんてするんですか…とりあえず食べて下さい、せっかく美味しくできたのに冷めてしまいます」
Aが料理を並べていく
どれも美味しそうだった
だが次の瞬間男達は目を剥いた
「おい!その卵焼き誰が作った!お前だよな、A!?」
「あら、何を仰るんです銀さん。私の傑作の卵焼きですよ」
「そうですよ。お妙さんの卵焼き凄い綺麗でしょ?とても料理上手でビックリしましたよ」
一同があんぐりと口を開ける
それはもう顎が外れるくらいに…
あ、銀時の顎はずれた
「皆さんなんて顔してるんですか…とにかく!食べましょ?」
各々席に着く
相変わらず顔は変わらないが
食事が始まった
だが皆の視線は決して黄色いソレに向けられることはなかった
普通なら目を奪われる程の綺麗な卵の黄色も、作者によって、危険を示す黄色信号に見えてしまうのだ
誰も手をつけないことを不思議に思ったAは尋ねてみた
「あの…卵焼き、食べないんですか…?なんか、変ですよ皆さん。どうして卵焼きだけ食べないんですか?あ、あれですか!綺麗だから勿体ないとか!」
隣に座る妙から何か不穏なモノが漂ってくる
Aはいたたまれなくなり、わざと最後は明るく言った
のだが…
「中何入ってるか分からないし」
これがとどめとなった
誰が言ったのかは分からない
もしかすると全員から心の声が出たのかもしれない
だがそんな事はこの人…この方には関係ない
いつの間に持っていたのか妙愛用のなぎなたが卵焼きを容赦なく貫く
そしてA以外の皆へ、なぎなたごと
スパーキーング!
↑やりたかったのコレ
山崎「でも俺まだ出番ないよね」
作者「そだっけ?まあ今度だすだす。食べられる役で」
山崎「それあんぱん!」
こんな締め方でごめんなさい
さあ、謎解きのお時間です→←恋愛はヒョンな事で始まるってモンだから修羅場だってその分多くなるよね。
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時