色々な厄災は忘れた頃にやってくる。 ページ11
ブクブクブク
Aは風呂で頭まで湯に浸かっていた。
『私が殺してあげようか……
ねえ、○○○________』
『忘れたとは言わせないぞ、お前のその拭いきれない過去を』
Aはそのまま両膝を抱え込んだ。
忘れてなんかない。ただ思い出したくないだけ。それに、あんな過去、もうここに来たからには必要ないんだ。もういっそ話してしまおうか。…いや、それはダメだ。さすがに嫌われてしまう。もう捨てられたくはない。
忘れちゃおうかな…
そんな事にひとしきり思考を巡らせた後、Aは湯から上がった。
そう言えば………
Aは、ここに初めて来た日の事を思い出した。
総悟に拾われ、隊士に案内され、そして、ここで鏡を見た。あの日のアレは幻だったんだろうか。
よし…
Aは意を決して鏡を見た。
イト________________。
やっぱりあった。あの日のアレは幻なんかじゃなかったんだ…
ん?
Aはよくよく鏡を覗き込んだ。
あれ?なんか伸びてない…?
そう、イトの長さが伸びていたのだ。相変わらず赤黒い汚い色はしていたし、端っこは千切れたようになってはいたが。これは一体なにを表すのか…
「うーん…」
Aは思考を巡らせる。その軽い脳みそをフル稼働させて←
「………わかんない!」
_________この間なんと30秒。
だから、こっちのAに軽い脳みそと言った事を作者は謝らない。(そちらのA様すみません(土下座ッッ))だが、読者様には嫌われたくないので、作者は即謝る。
「悪かったですね!軽い脳みそで!
考えるのが面倒になっただけだよ、あとで考えるよ、うん、あとで」
どこかの銀髪天パのような事を言いながら、Aは風呂場を後にしたのだった。
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「今回の件大変嬉しく存じます。必ず成功させてみせます。」
「期待してますよ、あなた方には…」
豪華な装飾に彩られた部屋で、刀に鈴を付けた男女二人が煙管を吸う一人の男に跪いていた。
「それにしても、余程お金の事で切羽詰まっているようで…まさかこの内容でお引き受け頂けるなんて思っていませんでしたよ。成功すれば約束のお金はきちんとお渡ししますね。」
「はい」
そこで男は笑顔を消した。
「この役立だずみたいにはなるなよ。」
ドサッ
「ウッ」
男女の前に一人の男が投げ出された。
その男は、目が濁っていた。
夜中に騒ぐとなんか出る。よ?→←が、変えたい所は次から次へと出てくるからキリがない。
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時