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骨折り損のくたびれもうけ。(笑) ページ38

総悟「……5人いるだろィ。入んなせェ。」


5人はギョッとした。

まさかバレていたとは。


A「ご、ごにん?…え、聞かれてたの…今までの…」


総悟「聞かれてもいたし、見られてもいたぜィ?」



ガラッ…ガララッ…



控えめにゆっくり戸が開けられ、そしてゆっくり5人が入って来た。瞬間、Aの顔がこれでもかと言うほど赤くなった。


A「き、気づいててやってたんですか…。」


総悟「当たり前でさァ。ハハッ、A、顔真っ赤!」


その言葉に更に赤くなる顔を、見られまいと両手で懸命に隠そうとするA。
だが、それは総悟に軽々と外されてしまう。



(泣いたり笑ったり恥ずかしがったり…本当に見てて飽きねェなァ…)



A「ちょっ、総悟さん!やだ!見ないで!」


総悟とAがじゃれる。
まぁ、楽しんでいるのは総悟だけだが。




5人「「「「「何この置いてきぼり感…」」」」」




5人の虚しさの籠った台詞は、2人のはしゃぎ声にかき消されてしまった。

しかし、近藤はめげずに話しかけた。


近藤「お、おい…2人とも、話があるんだが…」



ワイワイギャーギャー



…ダメだ。聞こえてない。



ブチッ…



何かが切れる音がした。


土方「いい加減にしろぉぉ!!テメーらァァ!!」



ただの、土方のキレる音だった。(笑)



土方「(笑)ってなんだよ!ただのってなんだよ!
…じゃなくて!話があるって言ってんだ!静かに座りやがれ!」


A「ヒッ…ご、ごめ…なさ…」


Aが泣きそうな顔になる。


銀時「あーあーダメだよ土方くん。何回A泣かすのよ。女の子には優しくしてあげるのが常識だぜ。…ほら、A。ちょーっと一緒に話そうな〜。」


そう言って、Aに手を差し出す。が…



ギュッ…



手を伸ばす所か、Aは総悟の腕につよく抱きついた。


土方「ケッ!テメーもダメじゃねーか!」


銀時「なっ…そんなハズは…」


総悟「残念でしたねィ、旦那ァ。(笑)
Aは、俺がいいみたいでさァ。」


銀時「クッ…」




そして結局、最終的には、総悟がAに話をしようと言うと、素直に話を聞く体勢になったのだった。


































そして、土方と銀時は、普通にただただ傷ついただけなのであった。(笑)





土銀「「だから、(笑)ってなんなんだよ!」」

読者様へ(たまに中身が変わります)→←素直な気持ちを素直に感情として顔に出すのは大切である。



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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時

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