lyric.28 ページ31
あの後 「呼び出してごめんね。」と言って解散し、家に行くために飴村へと着いて行った。
色トリドリの渋谷の街を歩きながら、「あの服可愛いんじゃない?」「僕のデザインに似てるぅ〜!」なんて話す。
飴村と喋っている時は、クラスの女子と喋っている気分だ。
・
家に向かっている途中、飴村は「ねぇちょっとこのお店見ていい?」と女性物のお店を指した。
あまりこういうのには興味が無いし、「構わんよ。」と快く返事をする。
店内はまるで自分がお姫様になったような気分になれる内装。
普通の化粧品なはずなのにキラキラして見えて、やけに目が眩しい。
一階は化粧品、二階は洋服だ。
この店の常連らしい飴村は、Aの手を引いてこっちこっち〜と2階に連れていく。
デザイナーとしてのプライドなのか、「僕に仕立てさせてよ。全部買ってあげる。」と言う飴村。
流石にそれは悪いので、「いや…」と止めようとするがそれを被せるように飴村は「だからさ、」と言う。
「本当の理由教えてよ。」
「本当の理由、って…?なんのこと言っとんの。」
「え〜!まだすっとぼけるのぉ〜?」
「すっとぼけるも何も、私はGOLDCATのシャチョー様。それ以上も以下も無いよ。」
「…じゃあ無花果オネーサンと話してたことも無かったことになるわけだ。」
「…」
「ごめんね〜!盗み聞きするつもりは無かったんだけど。話してたよね、無花果オネーサンと。」
「…まさか。内閣総理大臣補佐官なんかと私が繋がってるわけないじゃん。」
「……」
「?何か?」
「ううん!ボクの聞き間違いだったのかも!ごめんねAちゃん。それよりこの服なんかど?」
「あ、可愛いかも。」
初めて惚れた女が、何か秘密を隠してる。
あまりにも無残すぎるのが、
.
696人がお気に入り
「ヒプノシスマイク」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして!作品が好きで、いつも見ています!これからも頑張ってください!そして、もし意図的なものならすみません、8話?かな?12任という所は12人ですか…?意図的なものだったら、本当にすみません! (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ