lyric.２３ ページ25
放課後。
バラバラだが、12人きっちり探偵社のビルに来た。
乱数や左馬刻なんかは、午後の分の仕事を午前中に全て終わらして渋谷まで来たのでクタクタである。
二郎を先頭に、事務所がある3階まで短い階段を登ってドアをノックする。
続けて｢Aー？おいAー！｣と二郎が叫ぶが、中々返事が返ってこない。
不思議に思ってドアノブに手をかけるとガチャリッ…と鍵が開いていた。
こういう展開は、大抵中で悪いことが行われている。
Aが自分たちを呼ぶということは、恐らく自分ではどうしようもないと思ったからだろう。
そんなに頭の悪い子ではないのは百も承知だ。
みんなで1度目を合わしてから、自衛の為にもヒプノシスマイクをチラつかせる。
いざ潜入しようとしたその瞬間、奥からAが｢馬鹿っ！！！お前らなんでいんだよ！！｣と叫びながらこちらに焦って向かってきた。
その姿は案外無事そうで、｢はっ、A？！｣とびっくりする。
Aは、狭い部屋の中を勢いよく走ってきて二郎たちに突っ込んだ。
そのまま 足でバンッ！！とドアを閉める。
途端に部屋の中からﾄﾞｺﾞｵｵｵﾝｯ!!!と中々大きな爆発音が響く。
少しドアが揺れたが、被害としては少し立て付けが悪くなったくらいだろう。
何が何だかさっぱりわからず、唖然とする男達。
｢いったー……あ、二郎ごめんね。｣
顔を真っ赤にしながら潰れているのは、ブクロの番犬。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 696人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「逆ハー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (
レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして！作品が好きで、いつも見ています！これからも頑張ってください！そして、もし意図的なものならすみません、8話？かな？12任という所は12人ですか…？意図的なものだったら、本当にすみません！ (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
