lyric.１９ ページ20
ワー！キャー！アハハ！と店内に女性の騒がしく賑やかな声が響いている。相変わらずボーイはバタバタしているが、なんとか上手く回っているようだ。
そんな中 Aと三郎は、今回の
三郎には、｢いい？あんた口悪いんだから猫かぶりしてよね。頭いいんだからわかんでしょ？｣と念を押して行っておいたA。
実際、｢え〜？オネーサン僕フルーツがいい。｣と上手く演じてくれている。
後でお願い事でも叶えてやろう…と思いながら、Aもこれからの作戦を頭の中で考えた。
リ｢ねぇミケぇ〜聞いてよ〜！リリネの上司ったらあれやれこれやれで超命令してくんの！ありえないんだけど！！｣
｢あらあら…。リリネちゃんをそこまで使うってのはいい度胸だね？｣
リ｢でしょぉ〜？！三郎君も思わない？｣
三｢…っうん！僕もおかしいと思う〜。｣
リ｢だっよねぇ！はぁ…腹立っちゃう。｣
三郎が言いたいことを我慢して同意してくれた事に、感謝しかなかった。
はっきりいって、上司に何か言われたりするのは社会のルールとしては当たり前のことだ。
それが暴力や社内いじめに繋がるような事であれば話は別だが、ただのお説教。
それも指示しただけのお説教とも言えない様な物なら普通である。
それを、まるで自分がお姫様のような立ち振る舞いで過ごしているのは、三郎もAも頭にきていた。
だがそれを堪えて、ニコリと笑うのもホストの役目。耐えなければならない。
｢はぁ…｣と少し疲れながら、三郎が伸ばしている手の上に体を乗り込ませて奥にある灰皿をとる。
すると 三郎の手がAの胸に当たってしまい、｢…おい、当たってる。｣と少し顔を照れさせながら言われた。
｢あ、ごめん。｣と言ってすぐどけるA。
みっともないところを見せたな…とリリネの方を見てみると、やけにニヤニヤしているように見える。
Aの頭の中で、すべてが繋がった。
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レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (
レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして！作品が好きで、いつも見ています！これからも頑張ってください！そして、もし意図的なものならすみません、8話？かな？12任という所は12人ですか…？意図的なものだったら、本当にすみません！ (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)
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